1月24日(水)頼むYUちゃん
近所の徘徊ばかりじゃ脳に
刺激が足りない気がして
昼下がりの2時過ぎ
ダナオへ車を走らせ
腰の様子を伺いながら
そろりと打ち・・歩き・・
9ホールスを一人徘徊してみた
腰に負担をかけぬように
手打ちを心がけたら
ボールはあまり暴れず素直だった
代わりに距離はワンクラブ落ち
距離など今更どうでも良い・・・
ゴルフできるだけでも
幸せ者と思っている。
うっすらと汗をかき改めて
眺めるダナオの夕日・・・
美しく眩しい~~~
クラブハウスのレストラン
ビール1本バナナ1本一人で乾杯
痛いながらも動ける身体に感謝した。
帰宅後軽いマッサージをと思い
2階マッサージルームへ・・・
うつぶせになり足を伸ばしたら
足がつってしまいつま先を伸ばせない
間を置きながら数回伸ばして見たが
やはりつって指先が固まり痛い
整形外科の先生が云ってたけど
脊柱管には神経が束になってる
そこが狭窄してるので神経が
刺激されるようだ・・・運転中も
渋滞で長時間ペダルブレーキを
つま先で踏み続けると足がつってくる
最近は土踏まずやかかとで
踏むようにしている・・もしくは
両足で・・そうすれば辛くはない
厄介だ~脊柱管狭窄症
私のは右側の腰骨が曲がり
狭くなってるのでゴルフも
右足の蹴りや腰の左へのひねりが
難しく・・無理にやると鈍痛が走る。
なのでショットを打つ一瞬
右足をぴょんと跳ね上げ
腰を極力ひねらぬ新打法
飛ばなくても良い新たな技術が
身につくならば・・ゴルフをする
人間なら遅かれ早かれ
怪我や病気のハンデに悩まされる
ゴルフだけではないたとえしなくても
長く生きれば生きるほど・・・
ハンデキャップは多くなる
このハンデを前向きに捉えていくか
後ろ向きになるかで・・人生は
大きく変って行きそうな気がする・・
個人的には最後の最後まで
前向きに生きていけたら
本望だ!やるぞー車イスに乗っても~
ガハハハハハ~~~~~~~!
<ザ・コミックス放浪記>
HNM先輩が田舎へ帰るのは
本当にショックだった・・・
あまりに優しすぎるので
甘えすぎていたと感じた少年
だからよけい辛かった・・・・・・・
あくる日劇場へ行く電車の中
思い出すと自然に涙があふれ出る
先輩の実家は野田であまり大きくは
ないけど普通の農家らしい・・
自信はないけど一人息子だから
頑張ってやるしかないとつぶやき
坊やも頑張れよ・・教会は絶対
忘れるな・・俺の事は忘れても
毎週日曜日は行きなさいよ・・・
””ハイ・・わがりました・・・””
と答えたけれど来月からの寝ぐら
と生活に頭がいっぱいの少年
希望と不安が半々だった・・・
ちょうど梅雨時でもあり
毎日雨降り続きで心も晴れず
不安が増すばかり・・・・・・
あの日から3日後思い切って
第一部のショーが終わった後
HKI先生にわけを話し花園街に
住んでいる友達のYUちゃんと
話してきて良いですか?
と聞いたら””いいよ~傘はあるのか?””
””ないです・・””
””私の傘を持っていきなさい””
傘を貸してくれたHKI先生・・・
借りた黒いこうもり傘を差し
新宿2丁目から花園街まで
およそ20分足をぐちょぐちょに
しながらYUちゃんのところに着いた
下から低い二階の窓に向かい
YUちゃんYUちゃん2度呼んだら
古臭い小さな窓から眠そうな
顔したYUちゃんが下を見て
””おっケン坊か・・上がって来いよ””
裏口へ回ったら鍵を開けてくれた
ドアを開けると左に小さなトイレと
小さな手洗い器があり・・・
右に4~50センチ幅の階段があり
5~6歩上ると4~50センチ
四方の踊り場破れたふすまを
開けると2畳半の部屋が現れた
踊り場からもう5~6歩上がると
3階もある・・知らない人が
借りてるらしい・・・・・・・
YUちゃんの部屋に荷物らしき物は
ギター、ちゃぶ台小さな飯炊き釜
茶碗、箸ぐらいだった階下の
小さなトイレはバーと共用
YUちゃんは流しの半年先輩で
少年より2歳年上18歳だった・・
わけを話し住むところが見つかるまで
なんとかお願いしますと・・・・・・・
強引にお願いしてみた
断られるのを覚悟で必死に
言ったのに””いいよ~~~””
軽く承諾され嬉しかったけど・・
気も抜けた・・・””ありがとう””
と言い残し大急ぎで劇場へ戻った
時間とともに嬉しさがじわじわ
込上げて来た・・これで
HNM先輩に嘘をつかずに
心配しないでって云えるのが
ほんとうに嬉しかった。
それからは生活のために
先輩役者の用足しやヌード嬢の
姉さんたちの舞台シューズ磨き
パンテイーの洗濯何でもやり
20~30円のこづかいを
必死にカンパしてもらい
じっと食糧難に耐えた・・
先輩役者たちは給料が安く
あまりこづかいもらえなかったけど
ストリップの姉さんたちは
高給取りだったので結構もらえて
飢え死にすることはなく・・・
HNM先輩がいなくてもやっていける
自信が少しずつついてきて・・
またまた希望がわきだした
そしてHNM先輩田舎へ帰る
3日前YUちゃん、先輩、少年、
お別れの食事会をする事になった!
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