ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

4月18日(水)裏切り者


強烈な太陽の陽射しと共に


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強い海からの変態風が

波際に押し寄せ・・・


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チロリン村の木々は

大きく揺れ動き

必死に抵抗している


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執拗に暑い日ざしも

変態風に相殺され

家の中は過ごしやすく

青春爺は誰に

見られる事もない

部屋の中・・素っ裸で

神仏への祈り

朝の雑ごと・・朝食

病への対処、大事なトイレ

シャワー足踏み洗濯


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すべてを萎びた裸体ひとつ

でゆっくり動き回り

実に爽やか~爽快~

アダムとイブ以前の

世界にいるようだ・・・

アダムとイブは禁断の

木の実を食べ

恥ずかしさが芽生え

イチジクの葉で互いの

局所を隠した・・・

それが神の知るところとなり

エデンの園から追放され

人間初の原罪となり

延々と今にいたるまで

我々人間に

受け継がれている

青春爺は神に

原罪を与えられる前の

可愛い姿を保っているので

その住まいは

まさしくエデンの園である

だがデブ失礼イブがいない

お陰で禁断の実を

食べる機会もなく

恥ずかしいと言う観念も

ないまま神に守られている

青春爺は幸福だ・・・

それが一旦外に出て

ゴルフへ行くとなるときは

素っ裸で行くわけにも

いかず・・神の意に背いて

衣服を身に着ける・・

なぜならば原罪に

汚れきったポリスや

常識人といった輩に

非難・・逮捕されるから・・

できる事なら青春爺

せめて赤フンひとつで

ゴルフ場を飛び回りたい

わたしの常識は

この世の非常識・・・

などと思ってる矢先

連絡があり日本国より

未だに我が妻であり続ける

デブ夫人が渡来するそうだ

Xデーは19日夕方・・・

デブ夫人はイブの倍以上の

体重と原罪を背負い・・・

重量超過料金が心配だ

神の御加護をおねげえします!

波際のアダムより””アーメン””


       <ザ・コミックス放浪記>


広島から大阪経由の逃亡者

中田ケン坊18歳・・・

辛い出来事から逃げるより

人の温情を裏切るようにして

逃げるのはもっともっと

辛いことだと初めて知った

忘れようと思えば・・

思うほど亡霊のように

少年の頭に浮かび上がる

広島・・映画館の客席で

どれだけの時間・・・

どんな気持ちで僕を

待っていたかと思うと

自然と泪が出てくる

トイレに行くと言ってそのまま

もちろんトイレも探したはず

館内は上映中で暗く・・・

探すのは無理

映画が終わるまで

待ってたのだろうか・・・

それとも途中で映画館を出て

旅館へ戻ったのか

その時僕の荷物がないのに

気づき・・それからMIKは

どうしたのだろう・・・・・・

友達のアパートを訪ねた?

もしかして山鹿へ戻った・・

ひょっとしてバー緑のHMEに

渡した紙に書いてある

住所とアパート名・・・

電話を頼りに向島に

来られたらどうしよう・・・

MIKへのすまない気持ちと

部屋に来られたら

どう対処していいのか

深く悩みぬく少年・・・・・・・

ギターの線に2万円はさんで

きたので東京までの旅費は

充分にある・・自分でも

少しの金は持ってるはず

それに旅館代3日分

支払い済み1日分だけ

払い2日分キャンセルすれば

旅費の足しにもなり

向島に行く気があれば

さほど問題なく行けるだろう

ケン坊の頭はぐちゃぐちゃに

なり考えた末結論めいた

ものが出た・・・来たらきたで

しょうがない・・なるようにしか

ならないと居直ってみた・・・

そうしたら少年の心は

いくらか落ち着き

列車の中で眠ってしまった

いつの間にか東京駅に

上野・・浅草を経由して

都電に乗って東向島へ

およそ2ヶ月ぶりに戻った

懐かしのアパート・・・

大家のおばさんが

””あらら~良く帰ってきたね~””

と言って快く迎えてくれた

そして留守中MYKと言う

若い女の娘が2度訪ねて

きたと言った・・・

””何か用件言ってましたか?””

””用件はなにも言わなかったけど
  淋しそうな顔してたわよ・・・・・””

複雑な気持ちになった少年・・

このアパートもそろそろ

別れの季節がきたかなあ・・・

近いうちにアパートを

越すことに決めた・・・

車の免許も昼間時間はあるし

ギター流しで稼がせてもらい

余裕があるので集中的に

通い短期間での取得を決意

途中からなので仮免も

実地学科も一ヶ月あまりで

終了・・ろくに中学校も

行かなかったのに・・・

すべて一発合格想定外で

本当に嬉しかった・・・・・・

2ヶ月ぶりの向島・・

””久しぶりねえ~ケン坊””

とか””何処へ行ってたのケンちゃん””

あちこちで声は掛けてくれるけど

山鹿のように黙ってお金を

くれるお店は一軒もない・・

向島で東京の人は

通じないどころか田舎少年

でも此処は東京・・・・・

夢や希望が湧いてる街と

固く信じる少年だった!

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ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・!!!

チロリン宿もよろしくお願い致します。

メールアドレスliloan_namigiwa@yahoo.co.jp

電話+63-920-903-9837なかだ・・・