６月１１日（木）＜ザ・コミックス放浪記
車購入を手伝ってもらいその後も
数回・・気軽に用事を引き受けて
くれたリンダ、食事や会話を
続けるうちに互いになんとなく
近しい間柄になり冗談も言い合う
仲になっていた・・若い男女の
愛と言うほどのものでは
なかったけれど、かなりの近い
距離感になっていた・・・
ケン棒に対して全面的な信頼を
寄せてる風に感じられ・・
ケン棒の出方行動によって
いかようにでもなりそうな
雰囲気が出来上がっていたと思う
しかし結婚はしないと
決めているのに簡単に男女の
関係になるのは躊躇させられる
リンダの性格・・単なる遊びでは
申し訳なさと罪になりそうな
気もして・・男女関係になれる
チャンスは多々あったけれど
一歩踏み込む勇気が出ないケン棒・・
そのとき彼女は２６歳・・時代背景
としては今の年齢がもし結婚を
望み子供を望むならラストチャンス
かも知れない・・そんな風に思うと
いい加減なケン棒でも軽い遊び心で
男女関係になるのは二の足を踏むけど
リンダは気にするそぶりも見せず
距離感をつめてくる・・・・・・
そんなある日リンダが遠慮気味に言った
””朝の出掛けにお母さんと喧嘩しちゃって
帰りたくないので泊めてくれますか？””
ちょっと戸惑ったケン棒だったけど
””うん・・別にかまわないよ～””
うれしい気持ちと迷う気持ちが
半々でどうしよう～～と内心悩んでいた
数分後思い切って冗談紛れに言ってみた
””ここへ泊まるのは問題ない、
俺はなにもしないけど、でも
間違って妊娠したらどうすんだ？””
””うふふふ～～なにもしなくても
妊娠させられるって凄～い・・””
””俺空飛ぶウイルスって言われた事もある””
””うわ～～～～たくましい～～～””
そんな事を言うリンダの方が
よっぽどたくましいと思ったケン棒
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