6月22日(月)<ザ・コミックス放浪記>
子供はわたし一人でも育てるから
産みたいと涙を流し訴えるリンダに
返す言葉もなく後日冷静になって
また話し合おうとその日は寮へ
送り一旦家に戻った・・涙に弱い
ケン棒の気持ちはどうしていいのか
迷いに迷い酒を浴びるほど呑んで
一気に寝ようと思ったが中々眠れず
2~3時間浅い眠りをしただけ
子供も結婚も2度目はないと
固く決めていたのにこんなにあっさり
当たってしまう命中率の良さと
自分の無防備さに後悔したけど
ひょっとしたらリンダの台本に
はまっちゃったかな~との思いも
あった・・たとえそうであったと
しても自分の責任だし今更どっかへ
逃げ出すわけにもいかない・・
リンダの考えが変わらなければ
それはそれでしょうがない・・・
起きちゃったことだから
子供の養育費だけはしっかり
責任を持って生きていこうと腹を
決めたケン棒・・その3日後
再びスカイラ-クで待ち合わせ
話し合いに臨んだ、結果は思った通り
””ケンさんには迷惑かけません
産ませてください・・・””
””俺ってダメ男で浮気者だし
子供の責任なんて持てない
ろくでなしだよ~いいの?””
””大丈夫です・・問題ありません
わたしの責任で育てますから・・””
””それに結婚の気持ちもないし・・””
””前にも聞いてるからわかってます
ケンさんに結婚を求める気も
ありませんしお腹の子供を
捨てる気にもなれません・・””
はっきり言われてグウの音も出ない
ケン棒、覚悟は決まった・・
正直に言えばダメな自分のDNAを
この世に残したくなかった
生まれさえしなければ辛いことも
苦しいことも出会わずに済む・・
せっかく幸せな天国で羽ばたいてる
命を残酷なこの世に引きずりこむ事に
自分の責任を感じてしまい・・・
息苦しくなるのだけれど、ふっと
違う考えも浮かんできた、オギャーと
この世に出てきた時が人生の
始まりと思いがちだけど10月10日
物言わない期間もひとつの命・・
すでに新しい人生が始まっている
DNAがどうだとか責任がどうとか
余計なことはあまり考えず自然界の
出来事だと軽く考えるのも
大事なことじゃないかとも思ったら
背中に背負った思い荷物がすうっと
外れていくように気持ちが楽に
なったケン棒・・ろくなことしか
出来ないと思うだけに、経済的な苦労
だけはさせまいと心に誓っていた
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