4月19日(月)セブ30数年前恐ろしき台風
嵐の後の静けさよ・・と言いたいところだが
今回の嵐は事前の予想を裏切りセブ島を
遠く高くかすめるように通り過ぎ・・
セブに一切被害を及ぼさぬ天使みたいな
嵐の通り魔・・今年に入り台風襲来で
驚かされたのは2度目だがいずれも
途中で方向転換、ありがたや~ありがたや
元々セブはネグロス島、ボホール島
レイテ島、サマール島などに囲まれ
大海に接してない内海の島・・・
津波は起きず台風、地震などの自然災害も
少ない恵まれた島だったけれど、近年
気候変動の影響か台風地震などの
災害に襲われる事も多くなったような気がする
今から30数年前にセブを襲った凄まじい
台風があった・・50年に一回と言われた
猛烈な台風のニュースをマニラで知らされた
あくる日のセブ行きをキャンセルしようとも
思ったがフイリピンエアラインに連絡したら
飛行機は予定通りに飛びますとの返事で
セブ行きを決行、飛行機が飛ぶぐらいだから
大きな台風と言ってもさほどの事ではないと
軽く考え台風の翌日マニラからセブへと
飛び立った・・セブ空港は古く小さな
田舎飛行場だったが、台風の被害も見られず
拍子抜け手続きを終えてタクシーカウンターに
行ったら昨日の台風の影響でタクシーは
ありませんと言う・・その代わり乗り合いの
ジプ二ーが出てるので乗って行ってください
と言われ素直に空港前に並んでる数台の
ジプ二ーの一台に乗り30キロ近くもある
重たい荷物と共にボロボロのジプ二ーに
座りこんだ、台風の影響で乗客も少なかったので
””ホ~~ラッキー””と思ったのも束の間・・
空港から走り出したボロジプ二ーの車窓に
見える外の風景・・まるでジュウタン爆撃を
喰らったように電信柱・樹木・小さな家々が
曲がり、へし折れ、吹き飛ばされていた・・
まるで戦場へ来たような感覚に襲われ
あっ気にとられていたら・・その頃一本しか
なかったセブ~マクタンをつなぐ橋のそばで
ジプ二ーから下ろされ、ハタと困り運転手に
聞いてみたら橋の下にあるボートに頼み
向こう岸のセブまで乗せてもらえと言う
橋はでかいタンカーが台風で流され橋にぶつかり
ひびが入り車の通行禁止、人が歩いてわたる分には
かまわないと言う・・橋の向こうには
セブのジプ二ーかタクシーもあるだろうから
そうするしか方法はないと言う・・迷ったが
ボートを頼むのも面倒くせえ~~荷物を担ぎ
橋を歩きセブ側へ汗ダクダクでたどり着き
足もとを見られ高値をふっかけられたが
多少の金などどうでもタクシーに乗り込んだ
ぐしょぐしょの汗と20数キロの荷物を
背負ってマクタン~セブを歩き渡った時は
満州からの引き揚げ船を想像するほど過酷だった
そしてタクシーの窓から見えるセブ市街も
軒並み緑の木々は打ち倒され電信柱も
斜めに倒れてるのが数少なくほとんどが
見事にノックアウトされていた・・・
これほど酷いのならキャンセルすれば
良かったと思ったけれど後の祭り・・
思い出してたら目まいがしてきたので
続きは明日にします、今夜はこれにて
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