ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

021年8月5日(木)骨になった神田さん

晴れた南国セブの朝・起床後3時間かけて

出発の支度をもたもたしながら終了・・

リロアンメモリアルパーク入り口で

神田さん送り出しの白い花束3ダースを

購入、ハンドルを握り一路ローリングヒルズ

12時45分到着・・すでに参列者もそろい

 

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神田さんもいよいよこの世と別れを

告げるべく肉体を静かに横たえていた

 

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色白の神田さん生前と変わりなく穏やかな

顔つき・・””俺は充分いい人生を送れた~~””

と・・言わんばかりの安堵感に包まれた表情

幸せそうに眠っているような顔を見て

こちらも安堵感を全身に感じて不謹慎かも

知れないけれど心の片隅にかすかな喜びさえ

湧き出てしまった・・もしも今でも

苦しみを背負いながら息をしていたならば

生き地獄だったと思う、4年前一時帰国して

いた時、突然具合が悪くなり救急車で病院に

運ばれ数日間入院その時病院から出された

未開封の少しぶ厚い大きな封筒から診断書や

検査値その他がびっしり書き込まれた書類を

ナオちゃんと一緒に見た時ふと感じたのは

自分の身体の不健康を充分わかっていた様子だった

両親も血圧心臓系の病で60代で亡くしていると

いつか・・耳にした記憶もある・・・

人の寿命は生まれ持ったDNAが70~80%を

支配し生活習慣病とかなんとやらが残りの生を

多少伸ばしたりちじめたりするのかも知れぬ

いずれにしても生まれ持ったものが大きく

その人の体を左右するのは間違いなさそうだ・・

この度の神田さんは具合が悪くなってから

最後死去するまでおよそ1ヶ月少々・・・

長患いではなく結果的にあっという間・・

医者嫌いで頑固だったから人には言わなかったが

身体のあちらこちらの変調は気づいていたと思う

そしてある意味自分の死をも感じてたのかも知れない

今となっては知る由もないけれど・・・

雨の日も風の日も南国の暑さにも負けず

連日居酒屋ナオキsに出勤?していたお陰で

最後はナオちゃんの優しき大いなる救いに

預かれたのは何ものにも代え難い幸運だった

そしておおぜいの知人友人たちから救いの手も

大好きなセブで人生の最後を終えたいと言ってた

神田さんにとって思い通りになった人生・・

きっと幸せだったと思う・・・・・

決して他人事ではない・・明日は我が身

じっくり噛み締め生ある限り歩み続けたい

ナオキsにて思い出話を語りつつ

あっという間に4時間が経ちどうやら生身の

身体も骨だけになったようだ再度二人で

ローリングヒルズへ向かい骨壷に納まった

神田さんの亡骸を受け取りに・・・

変わり果てた姿の神田さんを胸に入店する主

 

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店内調理場の前に設置された特設台上に

両手に花で嬉しそうな顔が浮かぶ・・

 

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全国曹洞宗青年会僧侶20名の合唱が

店内いっぱいに響き渡る荘厳な空哲学

般若心経が繰り返し繰り返し流され

旅立つ神田さん・・参列者の方々を

慰めてくれた・・仏の教えよ永遠に・・・

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