１月２８日（火）フイリピンパブとして再出発
今日も驚くような快晴に
恵まれたと言うべきか否か
北の寒い国では的確な
表現かも知れないが
年がら年中暑い国では
快晴を恵まれた天気とは
必ずしも言えない・・
快晴は酷暑でもあるのだから
ちょっとした災害みたいなもの
裕福な家やショッピングモール
などは近代兵器エアコンの
お陰で別天地だけれど
貧乏家族にとっては灼熱地獄
たまらず外に出てみれば
粗雑なコンクリートの
はねっかえりと排ガス砂埃で
灼熱地獄は５割増し・・・
裕福層は外へ出るにも
エアコンの効いた車での移動
灼熱地獄とは無縁だ、事務所も
会社もエアコン・・ガンガン
貧乏所帯は錆びたトタン屋根の
オンボロ家・・内も外も
灼熱地獄の貧乏層が行く場所は
エアコンがバッチリ効いた
ショッピングモールは天国だ
だけどSMやアヤラモール
一流モールに小汚い格好は
ガードに入店を阻止される
こともあり、大事な水を
頭からかぶり古着屋で
買った安物衣類をはおり
ちびたぞうりの中から
比較的良さそうなものを選び
いそいそとモールへ
出かけて行くが,貧乏層は
見た目ですぐわかり易い
そのわかり易さが見ように
よっては意地らしく・・
子供っぽい可愛さもある
貧富の格差は確実に広がり
急速に進んだビル街を
一歩裏に入ってみれば
昔ながらの貧乏地区が
ひしめきあってほとんどが
土地のタイトルもハッキリしない
スクウオッターエリアだ
この１０数年間でかなりの
数のエリアで火事のため
貧乏人はあぶりだされた
ほとんどが放火と言う手段で
貧乏エリアは安物材と
密集地区なので一旦火が
出ればものの見事に全焼
きれいな焼け野原になる
実にわかり易い立ち退かせ方
そんな方法で市内は徐々に
近代的なビル街に変貌してきた
セブを見てきて３０数年
あれよあれよと云う間に
大都会の様相を帯びては
きているが貧富の格差と同様に
近代的なビルやホテルの
見えない裏側にはアッと驚く
為五郎のようなバラック地区
が存在しそのコントラストは
見事と言うしかない・・・
日本の爺様たちに近代的な
美しいビル街を見せてあげても
誰一人感動するものはいないけど
穴の開いたトタン屋根古板や
ビニールで貼り付けた壁の
バラック小屋の乱立を見せて
あげると異様なほどに感動する
戦後のひもじい貧乏だった
少年時代が瞼に浮かび
ノスタルジーに駆られるのだろう
爺様は大多数がそうなのだけど
同じ境遇で育ったにも関わらず
婆様たちはそんな感傷的な
気持ちになるものはいなくて
ほとんどが嫌がる・・男と女は
生物学的に違う生き者なのだろう
違うもの同士だから魅かれる
ものがある自然の法則＋と－
時には見かける＋と＋－と－
神も時には間違いがある？
いや・・そうは思わぬ・・
たまの突然変異は想定内
四角四面はなにかと息苦しい
神は人間の弱点を見抜いている
必要悪はあってしかるべきだと
波際爺は心から同意します・・
大きな声では言えませんが
アメリカ司令官に強要された
日本の売春防止法も解除
廃止にしていただきたい
一人暮らしの爺様や障害者の
男・・その他モテない男
貧乏な男にも性の機会を
与える健全なる場所の
提供をお願いしたい・・
盗撮や痴漢行為・ズロース
泥棒も減る予感がする
あれ～～～？いつのまにか
話しがずれてしまった・・・
＜ザ・コミックス放浪記＞
KMEがいなくなって一週間も
経たないうちに若い比人
タレント入店の噂が広がり
アッと言う間にお客さんが
集まりだし連日の盛況ぶり
以前の活気を取り戻した・・
別に自分の力ではないけれど
KMEのアドバイスどおり
初心に戻り謙虚な気持ちで
仕事に耐えたケン棒に
神仏は褒美として良い情報を
もたらしてくれたのだと思った
その頃・草加近辺に
フイリピーナは珍しく
お客さんの見る目は完全に
外人女性をみるような
憧れの下から目線で仰ぎ見て
フイリピーナの虜になっていた
ピーナたちも本国のペソを
円換算して円の威力に
衝撃を受けたり豊富で良質な
メードインジャパンは
脅威の対象であり憧れの
的でもあったので・・その
期待に応えて下心いっぱいに
プレゼントの数々・・・・
あげる方も喜び貰う方は
純粋に喜び・・アイドル
タレントの追っかけを
するように客同士で競い合う
お陰でフイリピンパブとして
再出発したコミックスは
奇跡のように立ち直り
うれし涙も流れたケン棒
感謝をしても仕切れなかった
やがて一年が経ちタレントの
プロモーションシステムも
わかるようになり自分で
外国芸能人招聘会社を
立ち上げることにした
お店の利益もさることながら
プロモーションの利益は
それ以上だと計算に弱い
ケン棒でも気がつき・・
生ものを扱う変な貿易商人
の仲間入りを決意したが
外務省（日本大使館）
法務省（出入国管理局）
２箇所が絡む書類関係の
複雑さに思った以上に
苦戦を強いられた・・・
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