ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

12月10日(日)何処行くギター流し

昨日の夕方ガイサノモールの

けたたましい雑音セールに

なんとなく引き寄せられ

アルカリ性10リットルの水と

酒の肴を買いに出かけた・・

水が重いので車でと思ったが

エクササイスに丁度良い?

買い物がてらに運動も・・・

欲深い考えで出かけたわたし

車、バイク、ガラクタ乗り物

あふれるナショナルロード

小さな布袋に携帯、カメラ、財布を

入れて・・客でごった返すモールの

1Fスーパーへ一直線・・

酒売り場の空いてるレジへ並び

5~6人しかいないレジ・・・

要領の得ない新人レジ係

10分ほど待たされ・・

ようやく表に出たけど

次から次へと行き交う暴走車

両手に重い荷物を抱え

やっとの思いで渡りきった国道

安心して気が緩んだ瞬間

段差だらけ無秩序な歩道の

角に足がつまずき荷物もろとも

嫌と云うほど前のめりに突っ伏した

重い水を持った左側から前のめり

砂利とセメントが入り混じった

汚ねえー道路の入り口・・・

痛えーのなんの・・・

大勢の有色人種が見てる手前・・

痛さを我慢・・前後に散らばった

荷物を手元に引き寄せた。

最初に手にしたのはもちろん

財布、携帯、カメラが入った布袋

それからおもむろに重たい水と

買い物袋・・痛さを我慢急ぎ足

イキにヘルプを頼み・・・

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傷口にメンソレータムこすりつけ


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バンドエイドを貼り付けた・・・


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イデデデデデ~~~~~~!

やっぱり車で行けば良かったと

反省したが後の祭り・・・

近くて険しいガイサノモール

痛みで眠れぬ夜だった・・・

もうろうとして起きた朝

同じようにもうろうとした天気


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痛みと寝不足・・・・・・

少しの朝飯いただき

昼過ぎまでベッドの上・・

右を向いたり左を向いて

痛い痛い病と友達に・・・

テオンの同情顔が身に沁みる。


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     ””ギター流し修行の日々””


初めて夜の酒場を兄さんの

ケツに付き従い引けぬギターを

引いてるふり・・夢中になってる

わたしの手は知らぬ間に

力が入り響き渡る雑音・・

そのたびに兄さんのケリが入り

我に帰るわたしだった・・・

懸命に演じれば演じるほど

雑音の山は鳴り響く

兄さんが怒るのは無理も

ないと後でわかった・・・

二日目の夜は親方が

気を利かせてくれたのだろう

アコウデイオンの兄さんと

ギターのCHB兄さんのコンビから

外して・・一人ギターのベテラン

HJT兄さんにつけてくれた・・

親方は””中田頑張れよ・・・””と

紹介してくれ・・ぺこんと頭を下げて

よろすぐお願いします・・・

恐る恐る小声で挨拶

HJT兄さん立派な体格・・

がっしりと顔も二枚目色男

歌もギターも上手いと思わなかったけど

花園、区役所通り、ゴールデン街、

歌舞伎町、どの店に入っても

すげなく断る店はなく

バーのママさん・・飲み屋のママさん

兄さんを眩しい目で迎えていた

馴染みの客も多く

一晩で全部の店を回りきれない

モテモテ男・・子供心にも

うらやましく思ったほど

ズボンのポケットには

100円札、100円玉、千円札で

脹れあがっていた・・・

東京オリンピックの数年前

夢と希望が満ち溢れていた

あの頃の日本・・・栃若時代から

柏鵬時代への移行期・・・

HJT兄さん・・見た目より

優しく流しの世界・・しきたりを

懇々と教え諭してくれた・・・

初日のショックはすっかり

忘れ新たな希望に

胸が膨らむわたしだった。

新宿西口・・東口・・甲州口・・は

縄張り外だとも言っていた

縄張りの何かも知らないわたし

ただ・・うなずくだけ・・・・・・・

それでもうすうす感じる事は

できた、プレスリーを日本人顔に

したような兄さん・・髪は親方と

同じリーゼントだったが・・

親方はお笑い系トニー谷に

よく似ていた口には

出せなかったけど・・・

二日目・・兄さんの稼ぎ

優に一万円は超えていた

つい先日まで給料3千円の

わたし・・・頑張る気持ちに・・

流し修行二日目希望の

星が見えてきた~~~~~!

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ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・!!!