なにげに晴れた日曜日・・
ただ今日本語勉強中～～～
ちょっとした夕暮れ前
用事を済ませ・・となり街から
戻ってきたばかりのOKMさんを
逮捕・・リロアン奥の細道～
ゆっくり散策することに・・
いい年こいて街なかで転倒し
うけたダメージ引きずりながら
なにもなかったように・・
いつもどおり歩き続ける団塊爺
我慢が男の美学とばかり
微笑ましくもうれいが漂う
転倒がきっかけで
寝たきりになる年よりも
多々いると・・成田方面から
風の噂が流れてきた～～
ほんとうに気をつけなければ・・
””いつまでもあると思うな我が身体””
休日でにぎわう””あの橋のたもとで””
竿は使わず手から糸を垂れ流し
針につけるエサは海草・・
この魚・・今釣り上げたばかり
再び糸を垂らす近所のあんちゃん
川と海の狭間に位置する
ローカルビーチ・・・
人間臭さを撒き散らし
大活躍の茶色な人種
ビール飲みつつ楽しむ若衆
大丈夫か～？おまいら・・・・・・
年に数名の犠牲者が
出ると聞いたけど・・原因は
このビールかも知れない
昔々友人のタコちゃん（タコ八朗）
も焼酎飲んで海遊び・・・
タコが海で溺れ死んだと
シャレにならない悲しい事件も
今では遠い出来事に・・・
淡々と歩を進めるわたしたち
リロアン奥の細道は
ローカル人がローカルと
叫ぶほど強烈なローカル色
ヤシの葉っぱに米粒入れて
器用に作るプソという食べ物
屋台価格が６ペソぐらい
手間賃は雀の涙ほどだろう
なにげに見えるセクシー姿
ありがとうと礼を述べ
立ち去るわたしとOKMさん・・
帰り道再び通った橋の上
夕暮れの西方浄土が黄金色
つまらぬミスコンテストを
見るよりも遥かにきれいな
美しさ～我が家となるのも
そう遠い日ではない・・・
晴れた空～そよぐ風～リロアン出船の～ドラのネ楽し～別れお経を～笑顔で聞けば～望み果てない～西方浄土～ああ憧れの～仏の世界～岡晴夫さ～ん待ってでけなんしょ～～
ガハハハハハ～～～～～～
散歩の後のビールがうま～い！
””流し少年修行中””
１５歳の少年・・三橋美智也、三波春夫、
春日八郎・・島倉千代子大好きだった
けれど・・何故か人前で歌う
自信がなかった・・霊山村の
畑や田んぼ、山川で
なにを恐れることもなく
ゼスチャー入りの大声で
歌ったものだった・・・・・・・
人のいないとこだから
当たり前だけれど・・・
花の都・・東京に出てからは
あまり演歌に興味がなくなり
ロックンロール・・ポピュラー
ソングにのめりこみ
霊山村で目耳にしたのは
演歌のオンパレード・・・・・・・
近江屋・・２Fの寮で見たテレビ
西部劇ローハイドーやプレスリー
平尾昌晃、坂本九、森山加代子
特に歌の下手さで評判だった
飯田久彦が大好きになった
””あのレベルならボクにも歌える””
そんな勘違いもあり一時・・・
飯田久彦に夢中だった。
だから・・初日””坊や歌ってみて？””
とリクエストされ・・飯田久彦に
なりきりバーのママさんに大笑いされ
先輩兄さんには蹴飛ばされ続けた。
よほど場違いだったのだろう・・・
そんな空気を読めるわけもない
田舎少年・・近江屋さんを
たった５ヶ月でやめ・・・
夏が過ぎ秋になりかけた
９月も中旬になる頃
少年に失うものなどなにもなく
初めて体験する夜の世界
怖さを感じる余裕さえなかった
一日が終わり親方に手渡された
３００円・・高価な宝石のように
握り締めせんべい布団に
もぐりこんだ・・あの日・・・
悔しさと一日が終わった安堵感
手にした３００円のうれしさ・・・
胸が高鳴り寝つかれづ
夜が白々明ける頃やっと眠りに・・・
住み込んだ部屋は何畳だったか
忘れたが多分８畳ぐらいと
記憶している住み込みは
６名の若者もちろん１５歳は
わたしだけ後は１８～２０だった
３００円・・３０日で計算すると
９千円だけど休みもあるので
実質８千円といったところか
なにもできないデクノ坊が
お金をもらえるだけでありがたい
寮費は徴収されないけれど
飯は自分持ちどんなに節約しても
一日２００円はかかる外食代・・
ちびちびためた最初の月
郵便局へ行き現金書留封筒で
どうにか２０００円仕送りができた。
１５歳の田舎少年頭の中は
霊山村の空腹家族でいっぱいだった・・
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