ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

2月12日(月)初めての地桜上水そしてキャバレー回り

季節の変わり目今朝も

強い風に侵されて

波際の海辺はさざ波が立っている

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およそ二週間あまりの辛抱で

リロアンの美しい海と空が

出現するはず・・あくまでもはず・・・


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はずが当れば焼けつくほどの

真っ赤な太陽が現れ

リロアンの上空から毎年

舞い降りてくる歌の女王・・

美空ひばり~~~

真っ赤に燃えた~太陽だから~

真夏の海は~恋の季節なの~

ピンキーとキラーズも懐かしい

忘れられないの~あの人が好きよ~

青いシャツ着てさ~海を見てたわ~

私は裸足で~小さなかいの舟~

浮かべて泣いたの~わけもないのに~

恋はわたしの恋は~空を染めて~

燃えたよ~死ぬまで私を~

一人にしないと~あの人が云った~

恋の季節よ~ルルル・・・・・・・

今年も恋をするぞ~~~

相手がなんと云おうと

一人の世界で自由な恋を

ガハハハハ~~~~

気まぐれ天気の中を・・

チロリン宿へ宿泊中のSISさんと

町内徘徊飽きたのでちょいと

ひとっ走りダナオの山へ


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距離的にはマクタンと同じだけれど

信号がなくノンストップ・・・

悠々20分で到着

ゴルフ場にも信号がなく

2時間で18ホールスを

難なく終えた・・前にも後ろにも

横にも斜めにもプレーヤーが

おらず・・私たち二人の

ワンマンショー・・・・・


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ゆとりのあるゴルフでSISさん

絶好調・・軽く100切り・・


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チップインありニアピン2回も

私もニアピンの代わりに

15番のロングホール

2連続でOBを獲得・・・

ダブルパーの10点・・・

SISさんを脅かしてやった

わはははは~~~~~!

帰り道有名老舗ティータイスで

いっぷく・・赤馬缶ビールと

ビスケットでSISさんの

優勝祝賀会を敢行・・・


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白馬富士と貴ノ岩をもう一度

土俵にあげてあげたいと

バンザイを強制したSISさん・・・

ティータイス審議委員会から

品がないと忠告を受けた。


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弾き語りのこのおじさん・・・

SISさん大のお気に入り

行く度にチップをおじさんの

胸にねじりこみ愛を交わしあう

日本にも昔似たような顔を

テレビで見た気がする・・・

クシャおじさん・・・・・・・・・・・・


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SISさん・・これ以上距離感を

詰めないようにお願いします。


      <ザ・コミックス放浪記>


昭和30年代後半の京王線

桜上水駅・・今思い出せば

なんの変哲もない田舎風駅

だった・・今はどうなってるのだろう

まさか昔と同じとは思えない

下高井戸、上北沢、吉祥寺、

あのあたりは東京の田舎だった・・

霊山村ほどではなかったけれど

桜上水駅から線路伝いに

7~8分歩いたところに

コミックショー・・IGRさんの

家があり着いてすぐ

””お早うございます、よろしくお願いします””

と挨拶した・・するとIGRさんは

””金は持ってるのか?””

と聞くので・・””ハイ持ってます””と

答えた””いくら持ってるんだ?””

と聞くので””300円とちょっとです””

苦笑いしてるIGRさんの横にいた

奥さんらしき女性が・・・

””そんなんで良く此処まで来れたわねえ””

””電車賃の他にあまりました・・””

と自信満々に少年・・・

””ホホホホ~~先々のことなにも
  考えてないのねえあんた~””

先々のこと考えてるから

此処に来たんですけど

と云いたかったけど黙ってた・・

霊山村の継母に雰囲気が似て

亭主の前面に出てくる気の強そうな

奥さん・・少年の一番苦手なタイプ

嫌な予感がしたけど

先々のことを考えて我慢した・・・

2階にある4畳半の一室を

与えられ・・三食つきでとりあえず

先々のことはなにも心配なし・・

奥さんに言われたIGRさんと

もう一人の相棒のKIGさんを

呼ぶときは先生と呼びなさい・・

年齢はIGRさん36歳

KIGさん40歳・・IGRさんに

代わり仕事の指示を細かく

云う・・奥さん・・・・・・・・・・・

嫌だ~と思ったけど

とりあえず・・ハイと答える

スケジュールは夜のキャバレーで

ぎっしり埋まり・・・小道具

仕掛け道具が多いコミックショー

ネタは五つしかないけど・・・

背中に7~8キロ背負い

両手に5キロづつ持ち

電車に乗り夜のキャバレーへ

仕事内容は引越し屋と変わらず

キャバレーのステージも

ついでに物の出し入れをするだけ

少年には夢も希望も湧かなかった

とりあえず今は我慢のしどころと

心に決め三食食える毎日を

味わった・・子供は小さな娘が

一人いたけど名前は思い出せない

会話をした思い出もない・・・

奥さんを好きになれなかった少年

多分奥さんも少年を嫌いだったと思う

17歳の出足は厳しかった・・・・・・・・

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