2月25日(日)芝居小屋観客は二人
土曜日の夜10時頃から
シトシトピッチャン~
シトピッチャン~
シトピッチャン~
なにも見えない真っ暗な空
子連れ狼のリズムに乗って
リロアンの雨軍団がやってきた
冬から夏へ一足飛びの・・・
南国セブー自然界
春の怒りも知らぬげに
一晩中降り続く雨
心が忘れた~あの人も~
膝が重さを~おぼえてる~
長い月日が~膝まくら~
煙草プカリと~ふかしてた~
憎い恋しい~憎い恋しい~
めぐりめぐって~今は恋しい~
雨々ふれふれ~もっとふれ~
私のいい人~つれて来い~
雨々ふれふれ~もっとふれ~
私のいい人~つれて来い~
冬には冬の愁いがあり
夏には夏の愁いもある
互いの心が決まるまで
多くの時間はかかるまい・・・
4~5日あれば充分かも
夏はそこまで押し寄せてる
冬子よまた来る冬がないじゃなし
夏子にどうぞとお譲りなされ
未練はいらない冬乙女!
雨は止んだが一日中曇り空
太った乙女が日本語勉強中
いつもOKMさんありがとう・・
そこへ現れた海大好き人間
ダイバーTKZさん・・・
今日一日だけダイビングは
お休み・・鋭気を養い・・・
明日は潜るぞ~~~
夕暮れになった波際の空
オレンジ色に輝く雲・・・
明日への希望を抱かせる
<ザ・コミックス放浪記>
旅芝居一座は15日が一興行
あくる日は次の芝居小屋へ
引っ越さなければならない
大型トラック一台に
舞台衣装・小道具・カツラ
布団、座布団、洗面器、
その他鍋、釜、茶碗、どんぶり、
個人的な荷物はわずかだけど
一座の荷物がトラック満載
これが半月に一度
結構ハードな旅芸人
引越しだけでも大仕事
北千住寿劇場も駅から
歩いて10分ぐらいのところに
あってお客さんは50人も
入れば満席だった・・・
普通の日は2~30入れば
まずまずと座長は云ってた
だけど雨降りは極端に
客入りが悪くなる・・
お客さんの気持ちも
わからないわけでもなかった
雨漏りがしてバケツを
2~3個置かなければならない
時にはお客さんの頭に
垂れてくる時もあり・・・
お客さんが二人だけの時も
そんな日は辛く悲しかった
それでも座長は舞台を続ける
お客さんも帰ろうとしない・・
我慢比べか・・家族会議?
少年はどぎまぎしていたが
座長も兄さんたちもひょうひょうと
気にする様子も見られず
二人のお客さんと冗談も
交えながら・・延々と舞台で
演じ続ける・・まるで
辻芝居みたいに・・
うける、うけない、気にしてない・・
ある意味すげえ~人たちと思った
そのうちお客さんと芝居に
関係ない日常会話をして
大笑いしていた・・すげえ~~~
さすがにチンドン楽団はカットして
リクエストをしてもらい・・
その場で即興踊りをしていた
感動したおばさん二人
紙で包んだおひねりを
舞台に投げた・・・それを
さっと懐に入れた座長・・・
流し目を客に向け
””ありがとうよ~~お姉さん!””
ぎゃははと喜ぶおばさん二人
””それ座長だけじゃないよ皆にだから””
と念を押すおばさんに・・・
””わかっておりやすーおっかさん~””
と・・・歌舞伎の大見得を切ると
ぎゃはは~とまた喜ぶおばさん
なんやかやで終演時間
たった二人のお客さんでも
出口まで出向いて座員一同
頭を下げてありがとうございました。
楽屋へ戻った座長・・・
おひねりを開けてみたら
5千円札が2枚・・おばさん
二人が5千円ずつ出し合って
貧乏一座を助けてくれた・・
感激した座長夕飯を近所の
食堂で食おうと全員で飲み食い
残ったお金は忘年会で・・・
良いか~~?みんな~~
全員OK~~ありがとうございます!
旅芝居一家の暖かい雰囲気・・
後々ザ・コミックスとして
テレビなどでも活躍したことの
ある少年旅芝居一座の
暖かい雰囲気・・芸能界では
ただの一度も経験することはなかった。
セブ島情報ポチリとお願いできますか?
ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・!!!
チロリン宿もよろしくお願いいたします。
メールアドレスliloan_namigiwa@yahoo.co.jp
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