１２月９日（日）ムッソリーニを好きだった男
快晴過ぎるリロアンセブー
目の覚めるような青空に
目が覚めてしまった・・・
少し早い時間だけど午前１０時
ジョビーが届けてくれる
毎朝の健康食をいただき
大事な日課朝のトイレを
迎えるためチロリン村内を
ぶらりと散歩～すると
出会いがしらに見慣れた車
欲深・・日産ゴーンちゃんが
逮捕される一ヶ月前に
届いた日産プリメーラを
操り友人MSさん・・しげさん
高齢者であることをひた隠し
若者顔で現れて・・
チロリン村・奥の細道を侵入
波際チロリンベランダへ
ジョビーのもてなし豪華な
つまみ類の数々・・・
レッドワインも追加でどっさり
しげさんMSさんありがとう
その他しげさんからお土産を
テオンにまでいつもありがとう
朝の大事なトイレタイムを
済ませた波際爺・・
４０分遅れで波際テラスへ
すでに始まっていた宴もたけなわ
途中から参加した友人の母娘も
楽しくエンジョイ日曜日の
昼下がり・・海風も爽やか
燃える太陽を尻目に
此処は極楽チロリン村！
お隣韓国英語学校・・・
吸い込まれそうな青空に
女子生徒も鉄腕アトム？
天女の気持ちかも知れない
””ケンちゃん・しげさんがボクに
彼女紹介してくれるって・・・””
””嫌われたらどうしよう・・・””
””始めまして～～～！””
””反応がない・・ママ～～””
””はずかしいのかなあ～～””
””ボクいい男だから・・・””
””うるさいね～この子・・””
””チェッ・・気取ってやがる・・””
””てやんで～～～！””
””いいよーだ・・ボクの彼女は車””
＜ザコミックス放浪記＞
ある夏の夜・・クラブコミックスの
店内状況はまずまずの
客入りで賑わっていた
早朝４時ごろお客さんも
まばらになったところで
たまには早めに帰ろうと思い
準備をしていたら
一人のウエーターが
更衣室に座り込み
涙をこぼしていた・・
””おい～どうした・・なんかあったのか？””
ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・！！
””いえ・・なんでもないです・・””
””なんで泣いてんだよ・・””
””昔を思い出して哀しくなっただけです””
””大の男がつまらんことで泣くな
ラーメンでも食いにいくか？””
””大丈夫です・・腹は減ってませんので””
このウエーターは背が高く
男っぷりも抜群・・
女性客に人気があるので
ケン棒も可愛がっていた
だけど彼には弱点がひとつ
飲みすぎると泣き癖があり
ところ構わずオイオイと
泣いてしまう・・・
この夜もお客さんのテーブルで
涙をこぼしマネージャーに
連れられ更衣室にいたのだった
その時の様子を聞いたら
お客さんに酒をご馳走に
なってるうち・・・
突然泣き出し
ムッソリーニバンザーイ
英雄だ～ムッソリーニ・・・
ボロボロ涙をこぼし
危険な顔つきになったので
更衣室へ連れて行きました・・・
と・・云ったので心配になり
更衣室へもどり・・
””GROお前ムッソリーニが
好きなのか？””
””ハイ・・自分はムッソリーニを
尊敬してます・・・””
””それはお前の勝手だけど
お客さんの前で言っちゃ
ダメだな・・今日は飲みすぎ
帰って寝なさい・・・””
マネージャーにもそうするよう
伝え帰ろうとしたが心配になり
事務所で閉店まで待った・・
間もなく閉店時間になり
お客さんも切れたらしく
店じまいをしてる物音と共に
怒鳴り声も聞こえてきた
何事かと思い
店内に入ったら
外でマネージャーと
他のウエイターたちが
つるはしを振りかざす
GROに追い掛け回されて
いますと・・血相を変えた
一人のスタッフが
慌てて報告しにきた
即座にケン棒は
事務所に置いてある
金属バットを抱え
外へ飛び出したら
半裸で逃げ回るマネージャー
と他のスタッフたち・・・
薄明るくなった真夏の朝
わけのわからぬことを
怒鳴りちらしふらつく足取りで
つるはし振り上げ
追い回すムッソリーニ男
と出会いがしらとなる
金属バットを持つケン棒
早朝の戦いとなった・・・
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