12月3日(火)ホテルへ消えた沙織と店長
台風がフイリピン近辺に連続
3つぐらい押し寄せてきてる
と近所の比人おっさんが
気象予報士みたいなしたり顔で
空の黒い雲をを見つめ話かけ
られたが、おっさんは苦手な
わだす愛想笑いを投げかけ
静かに波際へと歩を進めた
台風の襲来予報の割には
静かにたたずむ今朝の海・・
じわりと近づく黒雲軍団
昼過ぎ頃から雨が降りそうな
不気味な雲行き・・
もしも雨がこないなら
ダナオへひとっ走り
エクササイスをもくろみ
準備を整え様子を伺ってる
最中・にわかに暗くなり
あぶねえーっと思う間もなく
大粒の雨が勢いよく
天から舞い降りガックリ~
おっさん気象予報士の
言うことも満更ではなかった
すげー勢いの雨が
チロリン村を叩きつける
古くなってきた屋根・・
雨漏りが心配だ~~~
尿漏れも心配だけど
それは自己責任で住む
雨漏りはそんなわけにいかぬ
住んでくれてるお客さんに
迷惑はかけられない・・
特に横殴りの雨は怖~い
ず~っと長い時間・・
ユーチューブを眺め
雨が止むのを待ったけど
中々止まず時計の針が
4時半を回った頃ようやく
小雨になったので
エクササイスの代わりに
横着を決め込み近所の
マッサージ屋へ飛び込み
1時間半たっぷりと
老体を揉んでいただいた
そこにはひとりだけ
超うまいマッサージ母ちゃん
がいて床運動もうまいのか
10人も子供がいるらしい
マッサージも教科書通り
基本に忠実であることは
もちろんだけどそれ以上に
大事な事は日々の研究心
生まれ持ってる才能が
大きく左右する阿吽の
呼吸とでも言うのだろうか
ベテランというだけでは
なんの意味もなさない
マッサージはある意味
セックスにも似ていて
揉みながら瞬時に相手の
急所を見つけ緩急強弱自在
なコントロールが決めて
機械のように無機質な
マッサージは感動しない
ところが10人の子持ち
母ちゃんマッサージ師
すべてにおいて合格点
こんな母ちゃん珍しい
1時間半チップも入れて
円でおよそ1000円・・
日本なら1万円の価値あり
満足満足~感謝感謝~~
<ザ・コミックス放浪記>
貧乏ママの華麗な仕事場
エルミタ・デルピラル通り
のまんまん中にある
ディスコバーで夕飯帰り
沙織と店長の目出度い
話の合意にこぎつけた
前祝をささやかにやろうと
4人で立ち寄った・・・
貧乏ママも自分の顔が立ち
ことのほか嬉しそうに
得意満面に胸を張り
夜ママを呼び寄せ
””さあ~皆で飲みましょう~””
自分の支払いじゃないので
やけに威勢よく気前がいい
普段の自分にはできない事が
実行でき自尊心も高められ
さぞ・・嬉しかったのだろう
こうしたことには素直に
喜びを表現するピーナたち
夜ママやダンサーたちの
励ましやお祝いの言葉に
大感激の沙織とチビデブ店長
乾杯~乾杯~の嵐の中で
感動と売り上げは
否が応でも盛り上がり
店長と視線が合ったケン棒は
””もう~どうでもいいか~~””
と・・口走ったら~~
””ハイ~どうでも
いいんじゃないですか?””
赤ら顔でほっぺた膨らませ
満足に浸りきってる店長
ほんとに嬉しいのだろう
山あり谷ありの1年間・・
本人もこんな良い結果に
なろうとは予想もして
いなかったのだろう
ケン棒もこの結果は
全くの想定外だった・・
ラッキーな延長戦の末
しぶとく判定勝ちを
おさめたようなチビデブ店長
人生は一寸先が闇であると
言われるけれど・・・
一寸先は光でもあった
夢や希望・願いや祈りは
人間の眼に見えはしないが
強力なパワーでもあると
改めて考えさせられた
やがて狂乱のパーティーは
終了し店長が宿泊する
ホテルへとふたりは
手をつなぎ消えて行き・・
残された貧乏ママとケン棒
嬉しさと淋しさが交差して
複雑な気持ちの夜・・・
セブ島情報ポチリとお願いできますか?
ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・!!
チロリン村・チロリン宿・感謝・感謝・
メールアドレスliloan_namigiwa@yahoo.co.jp
電話+63-920-903-9837なかだ