３月３０日（月）二日連続マニラの加代子
真っ青な空に真っ青な海
真夏日到来と言うのに
一歩も外に出られない
昨日の話では薬、食料、水などは
一日一回出れると理解したのに
６５歳以上は一切ダメジョビーか
エルメール、イキ、セキュリティー
のスタッフに代行してもらう・・
昨日はそんな話じゃなかったのに
バランガイホールのおばさんたち
チロリン村に住んでいるリッキー
夫妻・・旦那６８歳奥さん６６歳
二人住まい・・年金別々、
生活費も割り勘ちょっと変わった
スタイル・・年金下ろすのに
銀行へ行かなければならない・・
どうすんの？バランガイへ聴いたら
そのときは電話をくれれば
バランガイの職員が一緒に同行
してくれる、食料類の買い物も
そのときしてください、との事
暇なバランガイの職員たち・・・
わだすはなまじスタッフがいるために
国道の埃と排気ガスを吸いにも行けぬ
ちょっと待てよ・・さっき
ジョビーがいってたな～国道に
ジプ二ーもバスもトラックも
走ってないと・・そんな国道の
新鮮な空気一度吸ってみたいものだ
近くて遠いリロアンの国道・・・
陸の孤島みたいに感じるリロアン
チロリン村は海があるから良いとして
狭いアパートの一室に閉じ込められた
年寄り爺さんは大勢いるはず
部屋の中にいればウイルスに襲われる
リスクは限りなくＯに近いけれど
活動しなければ老体の衰えが進む
面白味はないけれど室内で出来る
軽いスクワットや貧乏ゆすりで
健康維持に禿げみましょう・・・
寝たきりにならぬように寝たきりは
あの世へ行けば好きなだけ出来る・・
また・精神医学上身体に良いのは
心に残った・・思い出の歌を
腹の底から声を出し身振り手振りを
交え自分の世界に入り込み大声で
歌いつくすこと、窓やドアを締め切り
誰もいないたったひとりの
ワンマンショー終わった後さっぱり
すっきり最高の気分・・出来れば
大いに感情移入してぼろぼろ涙を
流せる変態になりきれたならば
数十年は若返るだろう～～～
身体は老いても心は青春
♪卒業までの～♪半年で～♪
♪答えを出すと～♪云うけれど～♪
♪二人が暮らした～♪歳月を～♪
♪何で計れば～♪いいのだろう～♪
♪青春時代が～♪夢なんて～♪
♪あとからほのぼの～♪思うもの～♪
♪青春時代の～♪真ん中は～♪
♪道に迷って～♪いるばかり～♪
わだすはやっぱり変態爺・・
＜ザ・コミックス放浪記＞
しんみり語り合ったよっちゃんバー
から歩いて数分・・ジェニーがいる
店に向かった、””待ってる・・””
なんて言ったけど嘘つきカモメが
蔓延するマニラのネオン街
もしかしたら一晩稼いだから
今夜は休んでるかも知れないと
半々の気持ちでドアを開け
ステージに視線を向けたら
昨日と変わらず隅っこのほうで
遠慮がちに動いてるジェニーと
目と目が合ったとたんさっさと
ステージを駆け下りケン棒のそばへ
抱きつくように身を寄せてきた
思わず可愛いなあ～と思う
ケン棒の心はうれしく高鳴っている
昨日初めて会っただけなのに
男女の関係なんてこんなものかも
知れない・・１６歳にしか見えない
幼い顔の外見で身を売る仕事が
不自然に見える、しかもお客さんは
身体のでかいドイツ人多くまるで
大人と子供のようなと言うより
ゴリラと子供と言った方が合っている
そんなジェニーに同情心もわいていた
お客さんは７分ぐらいの入りで・・
これからが本番のゴリラ店
ゴリラで満席になる前にと思って
聞いてみた・・””今夜はどうしたいの？””
ためらいがちに””一緒・・ＯＫ？””
””ＯＫ～ＯＫ～着替えておいで・・・””
この店のステージでジェニーを
ビキニ姿で踊らせておくのは
切なくしのび難いと思った・・
それにケン棒が連れ出さなければ
ゴリラに連れ出されるのは
間違いなく、はちきれんばかりの
若いからだもゴリラの力で
破壊されるかもと勝手に想像すると
胸が痛くなる独りよがりのケン棒
連れ出し料も払い店の外で待ってると
まもなく嬉しそうにジーンズと
ティーシャツ姿の笑顔で現れた
ジェニーがやたら子供っぽかった
夕方５時ごろチキンとライスを
食べたのであまりお腹は空いてない
というので昼過ぎＧＩＮ３人組と
入った同じコーヒーショップへ
行き軽い食事をしながら会話してみた
””今のお店やめる気はないの？””
””やめたいけど他に仕事はないし・・””
””田舎は何処？””
””カロオカン・・・””
””近いじゃないトンドの近くで
ちょっと危ないところだねえ””
””日が暮れたらもう外へは
出られない危なくて・・ ””
””家族も多い んだろう？””
””あまり多くない９人だけ・・””
””充分多いよ・・あははは～””
””日本で仕事したくないか？””
””行きたいけどどうしていいかわからない・・””
””そうか～じゃあ行ける様に
助けてあげるけど売春行為は
出来ないよ・・わかる？””
””ハイわたしも好きじゃない・・””
そんなことで話はとんとん拍子に運び
知り合いのローカルプロモーションの
寮へ住まわせてもらいダンスの練習や
歌の練習を叩き込み本気で取り組む
気持ちがあるならば手続きをして
あげようとしばし様子を見ることにした
その間の生活費と実家への仕送りは
ケン棒が負担することに決めたけど
もし真面目に仕事をしてくれれば
充分に採算は取れる娘だと思うジェニー
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チロリン村・・チロリン宿・・感謝・感謝・
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電話＋６３－９２０－９０３－９８３７なかだ
