4月30日(木)許可下りた3人組ダンサー
うすぼんやりと晴れたチロリン村の上空
強めの風が海から山岳方面に吹き付けている
夏とは言えどさほど暑くもなく囚人生活には
ありがたい、外出禁止には罰則がある
フイリピン、無理に禁止を破る気持ちも
さらさらないけれど・・コロナが一匹も
いない此処リロアンの町、コロナが集団で
現れたセブ市と同じ5月15日まで
延長されたのは少々きついが覚悟は出来ている
問題は15日以後だが5月後半はリロアンに
大きなお祭りがある、近所の噂話しだけど
危険地域とは別に部分的な封鎖解除の
対象になるかも知れないと耳にした
喜ぶのはちょいと早い・・60歳以上の
お嬢さんとお兄様子供は禁止のまま
こんな噂が飛び交っている・・・・・
それって年齢差別じゃねえの?
なんて言っても始まらない、たかが
少しの食料品を買うぐらい外出認めても
ええんでないの?60歳以上子供扱い
薬や医者、その他ジョリビーなど
20%の割引があるから不平は言えないけど
60歳以上じゃなくせめて100歳以上に
してくれれば年寄りカードで楽しめるものを
5月も1ヶ月間収容所生活になりそうだ
もう少し若い時代なら己を見つめる
良きチャンスでもあったのだけど
75歳を超えた今・・見つめてる間に
ポックリ逝くチャンスもある・・
コロナで逝くかポックリ逝くか・・・
それともこれを乗り越え500年を
死守するかの正念場に立たされている
安部ちゃ~~~ん・・困窮邦人の
波際爺にも10万円ちょうだ~~~い
日本ではデブ婦人汗水たらして
重労働の介護の仕事でばっちり税金
年金払い、娘も仕事で頑張り
息子賢人も二人の子供4人家族で
頑張っている、わだすは日本で税金
払ってないけどここリロアンでたっぷり
税金むしりとられてる・・昔
フイリピン人タレントを一人でも多く
入れようと粉飾決算までして数億の
売上げ申告・多額の税金を支払ってきた
そんな税金払うぐらいなら年金を
ちゃんと払っておけばよかった・・・
なんかとんちんかんなわだすの人生
今日も波際往復エクササイス1往復
するたびに変わる波際の夕焼け・・・
朝日・夕陽を見るたびに感じる
地球の自転公転の意外な速さ・・・
主のいない大熊家さみしそう~~
本日のフィリピン少し多いな~
アセアン諸国、シンガポール明日は
確実に16000突破、インドネシアも
10000突破か、しつこいコロナ
セブ・ビサヤ新規感染者36名
計636名下降線はいつになるやら
待つ身は首が長~~~い・えででで・・・
<ザ・コミックス放浪記)
そして目覚めた朝、顔を洗い居間へいったら
””グッドゥモーニング~大丈夫?ケンさん・・””
心配してくれてるわりには明るい笑顔
この明るさがいいとこなのだろうフィリピーナ
””大丈夫~~使いものになんないだろうけど””
””エエ~?・・・””
意味不明な顔をするジェニー
手をそっとあて様子をみてたら
心配そうに近寄ってきてケン棒の手を
跳ね除けぎゅっと握るジェニー
””イデデデ~~~やめろお前・・!””
””ソーリー~そんなに痛いの?””
””当たり前だよ痛てえーよ・・・””
””そうなの・・ごめんね~~””
””いいから~コーヒーちょうだい・・””
””ハ~イ・・サンダリーラン””
にっこり笑ってコーヒー・・そして
トーストーを焼いてくれた、色気は
ないけど年のわりにはこまめに
気が利くジェニーなにかと便利が良かった
それでも日中はスタジオへ行くように言い
練習が終わったらプロモーションの
寮で寝てもここの寝心地がいいのなら
ここでもいいし好きなようにしていいよと
言ったら・・毎日練習を終えた後
ケン棒のマンションへ来るジェニー
きれいな部屋ときれいなベッドそれに
蒸し暑いマニラの夜エアコンが
多分気に入ったのだろう・・・
ダイニングルームを隔ててベッドルームが
2箇所に分かれているので邪魔には
ならなかったし掃除や洗濯小さな
雑用までしてくれるので逆にありがたかった
そんなある日日本サイド、フイリピン
サイドも書類審査、ビザ申請許可も
無事下りた3人組ダンサー1週間後
日本へ出発することになり、他のタレントの
オーデションもほぼ終わり3日後
ケン棒も帰国の準備に取り掛かり
チケットの予約もすべて日本人が経営する
旅行会社の世話になりマビニーの部屋まで
毎回届けてくれた・・それを聞いたジェニー
羨ましそうな顔をして
””わたしも早く行きたい~お願いします・・””
哀願されてしまったケン棒・・・
””心配しなくて良いよ順調に行けば来月
ビザが出ると思うから真面目に毎日
練習と日本語の勉強をするように””
そう言って励ますケン棒に可愛い目を
パチクリさせながら素直に頷くジェニー
幼顔ながらに必死な気持ちが伝わり
急いであげなければと思うケン棒だった
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