ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

10月7日(木)独り言

今日も暮れゆく~異国の丘に~
友よ辛かろ~切なかろう~
我慢だ待っていろ~嵐が過ぎりゃ~
帰る日も来る~春も来る~
 
 
 
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これは敗戦間もない、昭和22年?
大ヒットした異国の丘と云う、流行歌・・・
生々しい・・・切実な・・・人生歌?だった。
 
 
 
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多くの人々の共感を呼び起こした名曲!
当時・・やっと物心がつきはじめた私も、
心のどこかに浸みこんだ思いがあります。
 
 
 
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そんな悲しい歌を・・・ここ波際のコテージに座り・・
遠く海の彼方を見つめていたら・・・
頭の中にひょっこり~浮かんできました。
 
 
 
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前にも書きましたが、この波際・・敗戦まじか・・・
米軍に追い詰められ・・・レイテ、カモテス、等から~
後退してきた・・僅かばかりの日本軍・・・!
最後の砦として、戦った場所です。
 
 
 
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敵艦を砲撃するための砲台も2か所あったが・・・
10数年前~撤去されました・・・
その砲台跡が・・今私が座っているコテージ・・・
 
 
 
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この波際には、旧日本兵の限りなく・・・
切ない魂も・・・息をしている!
こんな美しい平和な海にも、血みどろの・・・
凄惨な歴史が刻まれているのです。
 
 
 
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      (この人旧日本兵ではありません)
         ””ノ・・コーソクさんです””
 
 
地獄と天国は紙一重・・・僅か70年前・・・
この波際は地獄の真っ只中・・・
それが今は、天国の真っ只中・・・
その歴史に触れるとき・・・なぜか~~~
手を合わせずにはいられない・・・!
 
 
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感謝と感動・・・感動~感謝・・・
ごちゃ混ぜの心が、右往左往~~~
今朝も夢の中にいるような風景を・・・
神田さんと眺めている・・・生きてる事は~~~
 
 
なんと素晴らしいのだろう~~~
精子と卵子が結合し、一つの命として・・・
誕生するのは、何億分の一と・・云われる~
私たちは何億分の一のチャンスを得た事になる・・・
 
 
我々は奇跡の人?・・・奇跡の人は・・・
ヘレンケラーだけではなかった・・・!
感謝と感動・・・してもし切れない・・・
こんな私にさえ・・奇跡の命を、勿体ない勿体ない!
 
 
 
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    (デブ婦人最後の夜、ファミリーディナ―)
 
 
             ブツブツ
 
 
あれは私が、中学に入ったか~入らぬ頃?
アブラゼミが・・・ジ~~~ジ~~~
ミンミンゼミが・・・ミ~ンミンミン・・・
 
 
鳴き声がどうしても・・私にはミ~ンミンミンとは・・・
聞こえなかった、私にはフイッ~フイッフイッ~
何度聞いても・・・フイッ~フイッフイッ~~~
 
 
納得できなかったが・・多勢に無勢・・・
我慢した想い出がある・・・ガキッちょ時代!
フイリピンの鶏と同じで~人によって・・・
 
 
聞こえ方が違う?セブーではトットガ~オ~・・・
同じフイリピンでもマニラは、ティクティラ~オ~・・・
ところ変われば・・・耳変わる・・?
 
 
世界の国々チエックしたら・・・言葉がそれぞれ~
違うように・・聞こえ方もそれぞれ・・・?
話は脱線してしまいましたが・・・
 
 
セミの鳴き声が響く~夏の終わりごろ・・・
足の不自由な親父が、茶褐色のボロボロになった~
風呂敷を大事そうに背負い・・ボロ家に帰ってきた。
 
 
そしてボロ風呂敷を広げると・・・
中から出てきたのは、傷だらけの古~いテレビ!
それを見て・・・・・・・・・ボロ家じゅう~~~
ハチの巣をつついたような・・・大騒ぎ~~~!
 
 
テレビだ・・・テレビだ・・・テレビだ・・・ガ~~~
初期のテレビ・・・年代物? 今みれば大笑い~
できるボロテレビ・・・私たちの部落には・・・
お寺と庄屋・・・大農家・・・テレビのある家3軒・・・
 
 
そんな時代・・・何処でどうして手に入れたか・・・
知る由もないが・・・あの時の誇らしげな親父の姿!
そして我を忘れたように・・・夢中で喜ぶ貧乏一家・・・
あの日の出来事は、今でも私の頭に・・・
 
 
こびりついて離れません・・・ひもじい生活~~
そして忘れた頃にやって来た~喜び・・感動・・・
ありがとう・・・ありがとう・・・ありがとう・・・!!!