窓の外は今日も雨だった・・
灰色の空からは霧雨が
間断なく降り注ぐ・・・
嫌な奴だ雨の野郎
それに思いっきり寒い朝
ちょっとでも寒いとわたしの手足は
青白く血の気がなくなる・・・
原因不明のようだ答えが出ない先生
8時半まで胃カメラ検査で
病院に行かなければならない
どうすべーと悩んだ末に
チャリに決めた・・
100均で買った雨合羽
やっぱり安かろう悪かろう
一回使っただけで破れたけれど
もったいないので一応入り口に
避難させておいた・・それを今朝
探し回ったが・・ない、ない、
たぶん無残にも棄てられてしまったのだろう
霧雨程度なら未だ利用できるのに
可哀想な破れ雨合羽・・・
合羽からげて~三度笠~
何処をねぐらの~渡り鳥~
愚痴じゃなけれど~この俺にゃ~
帰る瀬もない~伊豆の下田の~
灯が恋し~ 三波春夫”雪の渡り鳥”
スマップにでも歌わせてやりてえ歌だ。
三波春夫先生・・会いた~~い!
7時50分・・意を決して
雨合羽から雨傘に替え
右手に傘・・左手にハンドル
ケツにサドル足にはペダル
薄い霧雨の中・・病気で死ぬ前に
事故で死ぬのは情けない
ゆっくりもったり爺チャリ
余裕の15分病院着
早くも待合室はいっぱい・・
年寄りの社交場と化していた。
ほとんどの人は知り合いなのだろう
わたしが入っていくと、お辞儀をしたり
お早うございますとの挨拶もあり
思わずお早うございますと返すわたし
義理と情けが飛び交う田舎医院・・・
患者も応対する医療スタッフも
和気あいあいのあったかみ
予定の8時半早速鼻からカメラ
初めての鼻カメだったが
どちらかと云うと口からの方が
スムースで楽な感じを受ける・・
麻酔が口からの方が
強いからかも知れない
どっちにしてもさほど苦にならぬ
患者も画面を見ながら説明を受ける
胃の下の方が荒れて萎縮してるのが
わかる・・上の方はきれいだと
慰めてくれたけど立派な萎縮性胃炎
刺激物は食わないように薬で
治る可能性もあるからと・・・
慰められたが本当かな?(笑)
取りあえずは未だガンになっていないと
デブ夫人に報告したらガッカリしていた・・・
奥さんに喜ばれる夫にならなければと
大いに反省したわたしです。
南越谷の清松先生には胃ガンへ
進行しやすいと去年
慰められていたのだが・・
八潮の杉田先生には刺激物
特に辛いものと朝鮮半島には
近づくなと云われた・・なんでだ?
昼過ぎ・・あまりの寒さに
バスを利用松原湯へ
平日だと言うのに元気な爺さん
はいて棄てるほど満開・・・
右を向いても左を見ても
しょぼいチOポに張りのない
老体ばかり・・我が身を見てるようだ
小池百合子?希望のない希望の塔
なるべく周りを見ないように
3時間たっぷりリラックスさせてもらった。
帰りもバスでもうじき暗くなるというのに
一日中降り続く雨・・しつこい奴だ!
ギター流し時代・・雨の降る夜・・・
傘を差して一軒一軒飲み屋を回った・・
あの時も雨は天敵嫌だったなあ・・・
雨の降る夜は~心も濡れる~
まして一人じゃ~なお淋しい~
憎い仕打ちと~恨んでみても~
戻っちゃ来ない~あの人は~
ああ~~柳ヶ瀬の~夜に泣いている~
雨が降る寒い夜・・年をとったオカマの