ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

12月19日(火)15歳流し修行追われた日

少しの痛みと腰に気だるさを

感じる冴えない朝・・・

起き出す気力もわかず

再びベッドへごろりと横に

蓑虫のように丸まったじー

ぼやけた脳が心地よく

極楽浄土へ運んでくれた

少し体調の悪い方がくだらぬ

雑念沸き起こらず寝るには

都合が良いのかも知れぬ

年甲斐もなくすやすやと

眠りこけ気がつけば

時計の針は11時を回っていた。

すでにお天道様は真上から

南国の大地をギンギンに

照らしつけ・・あついあつい


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リロアンセブー何処からともなく

流れてくるクリスマスソング・・・

雪もない常夏のクリスマス


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じーにはあまりピンとこない

雪が降っても同じだろうけど

雪やこんこん~あられやこんこん~

ふってもふっても~まだふりやまず~

犬は喜び~庭駆け回り~

猫はコタツで~丸くなる~

クリスマスより寒い正月の方が

ピンと来る昭和のじーでございます。

月曜日の夕暮れ時・・・

OKMさん、土曜日からチロリン宿へ

宿泊中の友人EBHちゃんを

誘い出し町内だけでなく

町外までも遠征し歩歩歩~~~


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小高い丘をひと登り・・・

空気も澄みわたり


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海も山も絶景かな絶景かな~~


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波際じー寝たきり病防止の

勝手な行動にお付き合い

いただき感謝に耐えません!


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    <流し修行絶体絶命>


流し修行絶対絶命となり・・・

途方にくれた15歳だった

親方の優しい言葉が身に沁みて

ポロリとこぼす一粒の泪・・・

後ろめたかったのは10センチ

あまりの小さなセピア色した

白黒・・毛出しのべッチョ写真・・

家族への仕送りのためとは云え

裏切り行為に等しかったのに

親方はそのことを一言も

責めないどころか18歳に

なったら必ず戻って来いよ・・・・・

だから・・よけいに少年の心は

深く傷つき痛みの泪と

情けの涙が入り混じり

最後は人目もはばからず大声で

しゃくりあげ泣いてしまった

親方に伴われ事務所へ戻り

少しばかりの荷物を

小さなバッグに詰め・・

兄さんたち一人一人に礼を

告げ・・マンモス交番へ引き返し

少年保護センターから迎えの

車を待つ少年の心は複雑に

揺れ動いていた・・・今後のこと

霊山村の貧乏親父は

本当に上野まで来てくれるのか

身元引受人の親が来なければ

自由の身になれない・・・

東京までの汽車賃はあるのか・・

少年は自分のことより

貧乏家族が心配だった・・・

やがて迎えの車が着き

警察官と親方に礼を云い

車に乗り込んだ・・・・・

少年保護センターは結構広い

畳敷きの大部屋で

食事も出してくれ風呂にも

入れ浴衣まで貸してくれる

待遇のよさにびっくりした。

ちょっぴり不安な少年に

センターのおばさんが言った・・

心配しなくて良いんだよ・・・

お父さんは明後日来るって

云ってたから・・良かったねえー

ありがどうございます・・・と

答えた少年本当にうれしかった・・・

保護センターでの二日間

外出は自由にできなかったが

流しの事務所より遥かに大きく

清潔・・風呂もテレビもある

お大臣様になったようだった・・・

果てしない夢想空想にふける

少年に人生の苦しさなど

微塵も考えられず・・・

未来の夢があふれていた。

二日後の昼前・・テレビを

見ていたら急いで階段を

のぼってきたおばさんが・・・

””お父さんが来たよ・・・””

自分のことのように嬉しそうな

顔で知らせてくれた・・・

少年は嬉しさと恥ずかしさに

戸惑い・・なにを言えば良いのか

頭が混乱していた・・・・・・・・

明日またよろしくお願いいたします。

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ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・!!!