ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

12月20日(水)貧乏父との再会

爽やかに晴れ上がるリロアン

五日間にわたる異常気象は

完全な正常気象に

戻ったようだ・・・


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異常な立場から見れば

こちらが正常お前たちが

異常じゃない?

と・・・言えなくもないけど

どちらにしても人間が

勝手に決めたレッテル


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自然界に異常も正常もない

ただ自然な営みがあるだけ・・・

自然の一部の人間はそつなく

順応、適応あるのみ・・・

それができる人間ってえ生き者

偉大な存在かも・・・

そこに神の子といわれる所以が

あるもかも知れぬ・・・・・・・・・

神の子はイエスキリスト一人じゃなく

人類等しく皆神の子である・・

人間は人間以外の何者かによって

作られ・・創作された偉大な生き者

中には異大な生き物が

いることも確かだけれど

長きにわたる人類史上

性悪説を唱える人も

性善説を主張する人々も

どちらも云いえて妙であるけれど

人間も動物の一種・・・・・

本能だけで生きれば悪となり

理性が強ければ善ともなる・・・

菩薩心も悪魔心も

併せ持つわたしたち人間

どちらの道を進めば幸せか

少し考えれば自明の理である。

慈悲愛の世界を実践できれば

菩薩の人だ・・それが出来ぬ

煩悩具足の我々人間・・・

せめて情を忘れぬ自分で

ありたい・・と思っているが

中々できぬせめて仏に

手を合わせ熱い涙を流したい。


    ””貧乏父ちゃんとの再会・・・””


家出少年保護センターのおばちゃん

””お父さんが来たよー””

自分のことの様に興奮していた

僕は恥ずかしいのと罪の意識で

なんと言ったらいいのか

迷っていた・・・やがて階段を

足の悪い親父はびっこを引きながら

のぼってきた・・ほっとした顔の親父

てれながらも親父を迎えた僕・・・

””元気だったか?大丈夫か?””

と話しかける親父・・・・・・・・・

””おらー大丈夫だ・・悪いごとしてねえ””

精一杯見栄を張った少年・・・

子供の頃・・子沢山・・神経ったがりの

二度目の女房・・・途中から

やってきたハナタレ小僧の少年

苦労山盛りだった親父・・・

少年には継母の手前もあったのだろう

厳しく育てられ継母に口答え

したならばビンタを食らったものだった。

そんな厳しかった親父が

優しい笑顔で接してくれて

継母への憎しみも次第に

消えていった・・そして・・・・・

親父は言った・・・・・

””霊山さ帰るか?””

即座に答えた少年・・・・・

””帰らない””

””じゃあどうすんだ?””

””流しの友達が仕事を紹介してくれる””

””ほんとに大丈夫か?””!

””俺は霊山さけえらねえよ””

そしてセンターのおばちゃんや

他のスタッフに親父は頭を下げ

お礼の言葉を云い・・・・・

親子でセンターを後にして

すぐ上野駅に行き鈍行の

切符を買った親父・・別れ際に

””悪いごどだげはしんな・・・””

と言って貧乏親父が2千円

少年のぽっけに突っ込み・・・

田舎のことは心配しないで良いから

お前の進みたい道を存分に歩け

仕送りはしないで良いから頑張れよ・・・

上野発仙台行きの鈍行列車

びっこひきひき乗り込んだ親父

顔が見えなくなるまで見送った

少年・・・生まれて初めて親父から

もらった2千円・・うれしさを通りこし

ポケットから取り出し力いっぱい

握り締めた・・・・・・・・・・・・・・・

少年の財布には数百円しか

残っていなかった・・・

親父には行くあてはあると言ったが

本当のところ行くあては

何処もなかった・・・

早速駅の売店で新聞を買い

求人欄を穴の開くほど見つめ

仕事を探したけれど気の向く

仕事はなく・・とりあえず飯のため

新大久保の・・ある新聞販売店に

電話したところ住み込みで

三食付明日からでもOKという

返事をもらい新大久保の

新聞販売店に向かった・・・

また明日よろしくお願いいたします。

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