大きな爪あとを残し台風の奴
何事もなかったように
白々しく消え去った・・・
悪事を働いたという意識は
毛頭なく良いことをしたとも
思わず無意識・・自然体のまま
ただ荒れ狂いいなくなった。
台風自身は悪でも善でもない
時節が来れば・・ただ現れる
損得も計算もなく・・・・・・・
自然のパワーには手も足も
出ない無力な人間・・・
この世に再びノアの箱舟が
出現するのは勘弁願いたい
地球を簡単に滅ぼせる
悪魔の道具を作り出した人間
我欲を追求すればするほど
ブーメランとなり自分の首を絞める
結果になる事を知ってか知らずか・・
人、地球、太陽、銀河、宇宙、
網の目のように繋がっているのを
理解してるのだろうか・・・・・
キンペー、カリアゲ、トランプ、プーチン、
その他欲の権化の権力者たち
目先の欲に犯されると
真実が見えなくなる・・・・・・・
昔から歴史が証明してること
２４日の日暮れから２５日の
日没までがクリスマス・・・
イエスキリスト生誕の日
日暮れ前のリロアンモール前
イブの夕暮れチロリン村の入り口で
OKMさんと二人イエスの生誕を
赤ワインでメリークリスマス・・・！
””ボクもワイン飲みたいなあ～””
＜田舎少年芸能人への第一歩＞
あれから数日たった土曜日
練馬駅から電車に乗り
ドキドキ・・ワクワクしながら
池袋駅で降り・・うろちょろしながら
西口へ行き・・線路伝いに
目白方面へ歩いて間もなく
３階建てのこじんまりしたビルの
正面２階の壁に大きく目立つ
看板が・・そこには””新芸能学院””
と書いてあった・・・うれしさと
戸惑いがごちゃ混ぜになり
数分間・・ビルの前に立ち止まり
少年は心を落ち着かせようと
深呼吸しながらルイジアナママを
口ずさんでいた・・しばらくすると
青っぽい色のガラスドアが開き
痩せて小柄な青年が顔を出し
笑顔で””此処へ来たの？””
””はい・・此処へきました・・・””
””お入りなさい・・・””
優しい声で少年を中へ招きいれた
１階フロアは稽古場になっていて
２階にはピアノが置いてあり
歌やダンス・・ミュージカルを
勉強する学院だと説明された。
学院院長は名和太郎という人・・
稽古場には５～６人の少年たち
がいてそれぞれ自由にダンスや
歌を唄ったり・・雑談したり
するものもいてやたら開放的だった
優しく説明してくれる青年が
””何か歌える？””
と・・聞くので
””ルイジアナママ歌えます””
ピアノ奏者はいなかったので
アカペラで少年はいきなり
ルイジアナママを歌いだした
歌い終わったら拍手をもらい
大笑いもされてしまった・・・
けれど・・その日帰るとき
簡単な紙でできた学生証を
渡され・・裏は月謝払い込み表に
なっていた・・そして青年は
自分の名刺を少年に渡し
頑張りなさいよ・・・と言ってくれた
その人はアメリカ生まれの
日本人だと言ってたけれど・・・
洗練されたスマートな人という
印象を強くうけ頑張ろうとは
思ったが・・得意のルイジアナママを
歌ったとき・・思い切り大笑い
されたのが心に引っかかり
帰りの電車は淋しい気持ちで
先ほどもらった名刺を眺めた・・
そこには新芸能学院ジャニーズ部
””ジャニー喜多川”” と・・・
書かれてあった今でこそ
ジャニーズ事務所は超有名だが
田舎少年が飛び込んだときは
ジャニーさんもまだ卵で
海のものとも山のものとも
わからぬ時代だった・・・・・・・・・
明日へと続きます・・・
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