初夏になりつつある日本の
5月下旬を彷彿させるのどかな
チロリン村の周辺・・・
賑やかだったXマスも
あっというまに過ぎて行き
一段落したと思う間もなく
ニューイヤー・・・・・・・・・
続いてセブの一大イベント
リオのカーニバルにも
ひけをとらぬほどの
シヌログフェステバル
フイリピン全土や海外からも
集まる人々でホテルは超満員
ホテル予約はお早めに・・・・・・
ダウンタウン・・フェンテオスメ二ヤ・・
アヤラへ通じる各道路に
数十団体ものグループが
ダンス楽器派手な衣装身につけ
照りつける日差しをものともせず
狂艶乱舞で練り歩く
セブアナの群れ・・・・・・・・・・・
いつものことながら驚嘆に値する!
セブの12月1月・・この季節
ペちょが羽を生やして飛んで行く
飛んだぺチョは鉄砲玉・・・
二度と戻って来はしない
伝書バトだといいのにぺチョの奴
こんな季節楽しくもあり淋しくもある。
こうして一年が瞬く間に過ぎて行き
苦痛のない喜びの世界
西方浄土が日一日と近づいてくる
がはははははは~~~~~~~~!
<ジャニーズ、スマップの原点新芸能学院>
ジャニーさんに休める日を聞かれた
ケン少年・・あくる日牛乳屋の社長に
””今度の日曜日休んでも良いですか?””
と・・・遠慮気味に聞いたら・・・・・
カレンダーを見ながら額にシワを寄せ
””再来週の日曜日にしてくれないか?””
と・・言われ・・・わかりましたと答え
ジャニーさんに・・そのまま伝えた
にっこり微笑むジャニーさん
優しく~””美味しいもの食べようねー””
””ハイ・・よろしくお願いします・・・””
とは言ったものの・・求人広告では
朝3時間ぐらいの仕事で
後の時間は自由と書いてあったので
その時間にいろんな芸事を
勉強できると思ってたけど・・・
いざ・・就職してみたら昼過ぎや
夕方も雑用や明日の準備などで
思ってた程自由時間が少なく
土曜・・日曜だけが稽古日なのに
休みがちになり悩む少年
それでも再来週の日曜日は
なにが何でも休むと心に
決めていた・・・毎日の食事が
ほとんどインスタントラーメン
コッペパンに牛乳だったから
美味しい食べ物に飢えていた
頭の中は食べ物で満載・・・
朝の配達砂利道の転倒が続き
気の毒に思った社長が
無理に3ケース積まずに
2ケースずつにすれば・・?
と・・アドバイスしてくれた・・・
しかし配達時間の遅れが気になり
無理をして・・20~30本の
牛乳瓶を割ってしまい
月末の給料日には天引きされ
給料袋の明細書を見ては
ガックリと肩を落とした少年・・・
その頃流行していた先が尖がった
靴とツイスト・・ボロ靴一足しかなかった
ので・・・どうしても尖った流行の
靴が欲しく靴屋の前を通るたび
穴の開くほど靴を眺め・・・
店員に怪しい目つきで見られていた。
そして・・いよいよ2週間後の
土曜日・・学院へ出かけ・・
ダンスと演劇の稽古を終え
一休み・・・夕暮れの6時頃になり
””さて食べに行こうか?””
””ハイ・・・・・・・・・・””
””食べたいものは何かある?””
””いえ・・なんでもいいです・・・””
””じゃ~寿司にしようか~~””
寿司を食ったこともなく・・
すし屋に入ったこともない・・
なにがなんだかわからず・・・
””ハイ・・””とだけ答えた
そして近所のすし屋のカウンターへ
座り・・好きなものをオーダー
していいよ・・・と言われたけど
刺身など食ったこともない・・・
納豆巻き、かっぱ巻き、玉子巻き、
をご馳走になり””中田君は安上がりで
良いねえー””とほめられた・・・・・・・・・
歌とダンスで褒められた事なかったけど
一時間ぐらい経った後だろうか・・・
学院へ戻ったらみんな帰った後で
稽古場には誰もいなかった・・
””中田君・・明日は休みだよね””
””ハイ・・・””
””今日はここへ泊まっていきなさい””
””ええ~~?””
そして案内されたのは稽古場の
裏にある狭い部屋・・・そこには
確か2段ベッドが2~3台あった・・・
少年は戸惑いと緊張で固まってしまった。
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