昨日にも増してすげー天気・・・
湿度がないので日陰は
涼しく天国だけど・・・
直射日光の真下は火炎地獄
この時期を過ぎると
日陰もムッと火炎地獄に
近づいてくる・・モールの
忙しい日々がやってくる
エアコンのない庶民階級の
人々が涼を求めてどっと
涼しいモールにやってくる
枯れ木も山の賑わいの如く
閑散と人のいない店内よりは
遥かにましと言えなくもない・・・
リロアン波際快晴過ぎる・・
屋根と天井の間にもぐりこみ
強い横風で雨がしみこむ
箇所を棒のように
痩せこけている助手を伴い
修理中・・これで何回目の修理だ？
終わりの無い積み木崩しのようだ。
１０時のおやつに一休憩・・・
棒のような助手はケロリとしてるが
デブのイキはハ～ハ～と
大げさに肩で息をしている・・・
そんな姿を私に見せても
給料上がる見込みは無いのに
臭い芝居はやめなさい・・・
これでもわたしは元役者
臭い芝居には慣れている
ガハハハハハハ～～～～～～
数日前・・豊島区池袋
初期ジャニーズ事務所があった
すぐそばに家があるTETちゃん
リロアン波際NONNA教室へ
疲れ果てた髪の毛の手入れに
へナトリートメントを施術しに
やってきた・・楽しそうだ・・・
TETちゃん・・５０代もあと数年で
過ぎ行き６０代になろうとしている・・
さっさと７０代になれってーの
すれば永遠の花咲か爺になれるから
＜ザ・コミックス放浪記＞
MDKさんの世話になりながら
向島花柳界で再びギター流しの
生活に戻った・・料亭の中庭から
１階や２階の宴会場へ聞こえるように
大きからず小さからず心地よい
懐メロが耳に届くよう弾き語る・・
お客さんより料亭の女将さんや
芸者衆にひいきにしてもらう方が
仕事にありつけることもわかった
わりと平穏な日々が続き
時々仕送りも貧乏父ちゃんに
したけれど・・逆に父ちゃんからの
手紙で・・こちらは今さほど困ってない
父ちゃんの足の病気もすっかり
完治・・片足が短くなり少し不便だけど
焼き鳥関係の工場も始め・・・
なんとか軌道に乗り始めた・・
仕送りはもういいから自分の
勉強のために利用しなさい
父ちゃんのことは心配要らない！
この手紙でふーっと肩の荷が
降りた・・これから頑張ろうと
天に向かって決意した少年・・
九州熊本の寮のおばさんとの
淡い切ない思い出も遠くなり
何処か喜劇を勉強できるところを
懸命に探したけれど難しく・・・
向島のおにぎり屋さんに
来ていたお客さんの紹介で
ある劇団を訪ねてみた・・
そこは東京立石と言う下町の
小さな商店街の角にあった・・・
あばら家を少しましにしたような
ボロ小屋・・子供の頃
霊山村の小学校にも
たまに来て見たことがある
俗にタンカラ芝居と呼ばれる
ドサ回り一座の興行中だった
TNM龍TRO一座
いう大きな看板を出し
第１部舞踊ショー
第２部歌謡ショー
大３部時代劇
こんな構成で興行が行われていた
当時・・立石、北千住、東十条、
など５～６軒の芝居小屋があり
小屋の数だけ一座もあって
１５日間隔で各小屋を
回りあっていた・・東京近辺には
もう一つ団体があり横浜、川崎、
蒲田方面を常小屋にしてたらしい
おにぎり屋のお客さんは北千住
十条系グループに属してた
TNM一座の座長を少年に
紹介した・・座員は全員厚い白塗り
雰囲気だけは歌舞伎役者・・・
給料はなし・・三食飯つき
収入はお客さんから舞台へ
上げられる貢ぎものだという・・
現に人気のある花形役者は
舞踊ショーの時に５千円
１万円が飛んできていた
少年が希望する道では
なかったけど・・座長は優しく
いっぱい話をしてくれたので
その時はよろしくお願いしますと・・
云って帰ってきた・・・
MDKさんについて流しをしてれば
生活に困ることはないけれど
仕送りの心配がなくなった少年
考えた末・・とりあえず
無給のTNM一座に世話に
なる事にしたMDKさんには
事の成り行き・・ゆくゆくは
喜劇役者になりたいと話し
理解をしてもらいバッグ一つ
ドサ回り一座の見習いとして
経験をし芸能界へのきっかけを
つかもうとしていた・・無計画な
少年の人生に次はなにが
待っているのだろう・・・・・
知る由もない１７歳の田舎者
ありがとう・・ありがとう・・ありがとう・・！！！
チロリン宿もよろしくお願いいたします。
メールアドレスliloan_namigiwa@yahoo.co.jp
電話＋６３－９２０－９０３－９８３７なかだ・・・
