リロアンの上空は広がる
雲で青空見えず・・・
まるで我が目は白内障を
患ったように・・・
反面湾内はきれいな
海水で澄み渡っている
山岳方面から吹く
風は湾内を掃除するように
何処へともなく変な
ゴミどもを運んでってくれる
反対に乾季に吹く
海から山へ吹く風は
奥まった湾内の波際に
あちこちから余計なゴミを
呼び寄せてくる
嫌らしい風の奴・・・
１１月頃から少々荒れる
リロアン湾内・・
雨季の穏やかな海の
姿には癒される・・・
まるで湖のような湾内
猪苗代湖か摩周湖か・・・・・
賑わいを見せるリロアン橋の
たもと、ローカル海水浴場
山から流れ落ちる真水と
海水が混じりあう・・
微妙な場所・・引き潮の
時には激しい渦が巻き起こる
この辺は釣り人にも人気のエリア
コテージ・・レストランは・・
茶褐色の生きものたちの
天国でもある・・・かと言って
仲間に入りたいとは思わない
ところで日本の海水浴熱
かなり衰退してると
耳にしたけど本当かな？
昔は夏になれば
猫も杓子も海～海～海～
そんな時代も過ぎ去ったのか
川は流れる～橋の下～まるで二人の～恋のよに～川は流れる～橋の下～五木ひろしの・愛の始発
すでに４２年ほど前になる・・・
流れるのは川の水だけじゃない
時代そのものも流れている
流行歌手も次から次へと
流れて行く・・・
生ある者は無常を生きる
無常を生き切れば永遠に生きる
青春爺は永遠でなくていい・・
５００年も生きれば充分だ
欲を言わせてもらえば
１０００年でも良いけれど
もしも千年行き続けたら
子孫はどれくらいになるだろう
孫、曾孫、曾曾孫、曾曾曾孫、
曾曾曾曾孫、曾曾曾曾曾孫、
何処まで続くんだ～～～？
うっひっひっひっひ～～～～
これじゃあ新ネズミ講の
設立者として逮捕
されるかも知れない
バハラナ～ケセラセラ～
アッハッハッハッハ～～～
＜ザ・コミックス放浪記＞
その昔NETテレビ（現テレビ朝日）
芸能人スポーツ大会という
特別番組に出演したことがある
ゲストにハワイ出身
大関高見山も出演していた
偶然スタジオ内で
隣り合わせになった大関に
相撲が大好きだったケン棒
高見山を側で見て
異様に眩しかったっけ・・
大の人気力士高見山
身長も体重も当時の
相撲界で１・２を争う巨漢力士
やたらデカく圧倒的な存在感
蒸し暑かったスタジオ内
高見山が側にいるだけで
蒸し暑さが倍増・・・
それでも巨漢のわりには
愛嬌満点・・かすれた
ガラガラ声で周囲の人達と
気さくに話していた・・
笑顔がデケー図体と反比例
実に可愛らしい・・・
そんな大関の人柄に
引き込まれ冗談半分で
””大関・・一発ぶつかっても
いいですか？・・・””
笑いながらケン棒が言った
すると笑いながら高見山・・
かすれたしわがれ声で
””いいよ～～どうぞ・・・でも
手加減してよ大関が
突き飛ばされたら
恥ずかしいでしょ？””
へへへへ～～～と可愛い顔・・
浴衣姿の大関を
軽くグイと押してみた・・
全く動かない・・・・・・・・
””本気で押しますよ・・！””
””エヘへへ力入れてネ～””
浴衣の帯をつかんで
全力で押したけど
びくともしないどころか
ニヤニヤ笑っている・・
すぐ諦めたケン棒
””これくらいで勘弁してやろう””
と言ったら大笑いしてたっけ・・・
体重は１６０キロだと
言ってたがその数倍に
感じた・・体重だけの
重さじゃない
下半身の備えと
腰の重さは地ベタに
根が生えた巨木と言って良い！
これが現役の相撲取りを
押したのは最初で最後に
なったけど・・いい思い出と
なっている、とにかく
どうやっても微動だにしない
大関は手をぶらりと下げてるのに
少しぐらい動いたふりしても
いいのに・・と思ったケン棒
広いスタジオの向こうには
プロレスラーのアントニオ猪木と
坂口征二がいたけれど
冗談はやめにした・・・
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