金曜日の夜から深夜にかけて
台風の影響により
断続的な雨に降られ
土曜日の天候が
心配だったけれど
ルソン島北部は大被害を
こうむったがセブ島近辺は
軽いお触り程度で収まり
昼からは灰色雲の隙間から
眩しい太陽も垣間見られ
なんか・・拍子抜けした感もある
後々倍返しなんてバカな事は
ないだろうけど・・・
日本と同じでフイリピンも
台風大国今年も後数回
襲われるだろう・・・
可愛い規模の台風であってほしい
毎回台風でいじめられるのは
ほとんど一般庶民の貧乏人
次回台風がやってくるときは
悪徳大財閥・・悪徳大成金を
ピンポイントで狙って欲しい
日本と違いこの国の
大金持ちや大財閥は
ほとんどが非道な独裁者
で占められている・・・
そんな奴がのさばれるように
法律も社会システムも
作られている・・・・・・
海外の資産家金持ち連中
今は主に中華系だが
この国の悪徳財閥・・・
悪徳政治家と手を携えて
黒いゼニ儲けのし放題
ちゃちい小金持ちは
食いつぶされる野生国家
まともなやり方で
金を作りだすのは
マンゴアベニューネオン街で
処女を探し出すのと
同じぐらい至難の業
フンドシのヒモを針の穴に
通すほどに難しい・・・
全うなやり方で成功したのは
ボクサーのマニーパッキャオ
ぐらいなもの・・それでも
先々は未知数だけど・・
台風の余波にも関わらず
金のかからぬローカルビーチを
楽しむビンボーな庶民達
７１歳・・タトウーだらけの明るい
アメリカ人夢を求めてやってきた？
３週間のチロリン宿滞在・・
時々田舎娘も出入りしている
立て万国のアメリカ爺さん
””オラー食うのに精いっぱい
台風なんか気にしちゃらんねえ””
＜ザ・コミックス放浪記＞
草加ホテルの一室・・・
壁にもたれてしばし
抱き合う二人・・・
ケン棒は静かに聞いて見た
””こんなところへ来てしまって
後悔してない？・・・””
””変なこと聞かないで・・・
わたしの方が云いだしっぺ””
でも・・・・・・・
ケン棒の言葉をさえぎり
””私を愛してないのはわかってる・・
ケンちゃんが優しくして
くれるだけで充分なの・・・””
””だけどSCKに通って来てくれる
いい男いっぱいいるだろう・・・？””
””う～ん・・いる事はいるけど
あくまでお客さんだから・・・””
””別れた彼氏とは会ってないの？””
””一度電話が来たけど会ってない・・
未練がないと云えば嘘になるけど
大の親友だった子との関係
絶対許せない二人とも・・・
私の勝手な事情で迷惑かけて
悪いと思ってるゴメンネ””
””うう～ん・・それはいいんだけど””
””ケンちゃんにも女性フアンが
いっぱいいるのわかってるし・・
時々でいい・・つき合ってくれる？””
””わかった・・・・・・・””
女性に優柔不断なケン棒・・
というより仕事だと思っていた
その日初めて春日部娘と
肉体関係になってしまった
彼女もケン棒を愛してるって
わけじゃない・・・ただ芸人で
活躍してることと
クラブの経営者でもあり
少しの憧れと安心・・
距離感の近さもあったのだろう
それと女性のお客さんには
特別気を使い優しく接していた
女性が大勢通う店には
自然と男性客が吸い寄せ
られるのが鉄則だから
スケベと言われようが
なんと云われようと
徹底して仕事と考え・・
女性には奉仕の心で
接していた・・・・・・・・・
ケン棒・クマゴロの二人
変な言い方だけど
女性をターゲットに切磋琢磨
一心不乱・・いい男二枚目なら
そこまで頑張る必要は
なかっただろうけど・・
お笑い世界で生きる不細工男
良くも悪くもゴマする以外
他の手段は見つからなかった
それに昭和の女は情けに弱く
下手に出てくる男は
可愛いかったらしい・・・
昭和女の弱点をつきまくり
田舎のバー、キャバレー、スナック
トルコ、その他の女性客を
懸命に呼び寄せた
ケン棒・・クマゴロ・・コンビ
やがて５店舗にまで
増えていった夜のコミックス
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