ザ・コミックス@セブ

元お笑い芸人(ザ・コミックス)リーダーのセブ島リロアン、旅の宿チロリン宿と波際食堂の独り言。

1月4日(月)一ヶ月ぶりの風呂は天国


今朝も強い風が波際を

襲っているリロアンセブー


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こんな天気をこのところ

嫌というほど見せつけられ

優しい海が恋しくなってる

波際の青春爺・・・


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事が荒立つ・海が荒立つ・・

荒立つことは精神衛生上

よろしくない・・・・・・・


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海よ割れよ~道よ現れよと

手を上げたら海が真っ二つに

割れて道が現れ・・・

ヘブライ人を引き連れた

モーゼ一行は無事カナンの地へ

向け逃げ延び・・追ってきた

エジプト軍は溺れて絶滅

聖者モーゼはタクシーを

止めるが如く・手を上げただけで

海が割れて道ができた

わだすもモーゼになりきり

荒れるリロアンの海に向かって

海よ治まれ~風よ治まれと

祈ってみた・・・・・・・


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願いは神に届いたのだろう・・

海はますます荒れ狂ってしまった

結果はどうあれ・・わだすの

祈る念を神は聞き入れ

即・行動したのに違いない

ああ~嫌なっちゃった~

ああ~驚いた~

この荒れ狂った海は

天国にいる牧伸二さんの

仕業かも知れない・・・

海での奇跡を諦めたわだす

ダナオの山で思わぬ

奇跡を味わった・・・

足ふみ洗濯とドラム缶風呂に

酔いしれて時間を間違え

ダナオの山へ着いたのは

午後4時半・・キャデイーの

控え室を見渡したら

人っ子一人おらず・・・

影も見えない・それもそのはず

午後4時を過ぎてゴルフに来る

変態人はいやしない・・・

いつものわだすはエクササイス

のときなじみのキャデイーに

連絡入れて待たせているので

問題ないけどあいにく今日は

連絡つかなかったので

直接行ってみた・・案の定

キャデイーはいない・・

仕方なく自分でコロコロカートを

引っ張って一人ゴルフを

決心したそのとき・・見慣れぬ

キャデイーらしいおばさんが

遠くから走りより

””プレーナカ?””

””オ~オ~””と答えるわだす・・

””サンダリラン・ビヒスナアコ””

大急ぎでユニフォームに

着替えてきたおばさんと言っても

30歳ぐらいだと思う・・・

色黒で山暮らしだから

10~20歳ぐらい老けて見える

不細工な作りのわりには

謙虚な恥ずかしがりや

懸命に重いゴルフバッグを

乗せたカートを引っ張って

アップダウンのコースを

黙々と仕事をしくれた

途中くたびれた?死にそうか?

など冗談の言葉で呼びかけるも

余計な言葉は発せず・・・

恥ずかしそうに・オーケーラン~

と答えるだけ・・たとえ不細工でも

これくらい謙虚だと

可愛く見えてくるから不思議だ

ナオちゃんなら多分・・

口説いてるかも知れない・・・・

9ホールスのエクササイスを

終わり時計を見たらもうすぐ6時

日もとっぷりと暮れかけていた

サンキューと言って

300ぺちょを渡したら・・・

黒い顔ではにかみながら

サンキューサーと遠慮気味に

受け取るおばさんキャデイー

””子供が腹空かして待ってんじゃない?””

と・・・言ってみたら

今晩食べさせる米がなくて・・

帰るに帰れなかったと・・・

わだすが最初で最後の

お客さん・・幸運だった・・・・・・

またも黒い顔ではにかんだ

子供達への夕飯で悩み・・・

彼女は遅くまで一人残り

1%もないだろうチャンスを

じっと待っていたのだ・・・

そして諦め帰りかけたところに

わだすが着いた・・・・・・・

これを奇跡と言わずになんと言おう

彼女も助かりわだすも助かり

喜びは2倍に膨れ上がり

幸せな一日だった・・・

本当の奇跡は日常の

出来事なのかも知れない!


       <ザ・コミックス放浪記>


入院3週間も過ぎ・・・

一ヶ月も近くなった頃

ようやく待望の入浴許可が

降り・・弾む心を抑えながら

恐る恐る浴場へ向かった

思ったより狭い風呂場

だったけど・・患者が

一人一人入る個人的な

風呂なんだと納得した

脱衣所へ着きパジャマ浴衣を

脱ぎ風呂場の戸を開けたとき

なんとも言えぬ感激が

わいてきて・・武者震いまで

出てしまった・・

一ヶ月近く風呂へ入らない

生活は初めてのこと・・・

なにもかにもが初の体験

なぜか充実感もあった・・

誰もいない浴場へ

足を踏み入れただけで

無性に興奮別世界・・・

一人だけの天国だった

腹を割いて縫った表面の傷は

おおよそふさがっていたけれど

顔は生々しい傷が完全ではなく

未だ洗わないように注意された・・

まずはタオルに石鹸をつけ

身体全体を洗い流し・・・

畳2畳ぐらいの湯船に

ゆっくり浸かったら

あまりの気持ちよさに声を上げ

思わずタオルを頭に乗せて

鼻歌まで出る始末・・・・・・・

いい湯だな~いい湯だな~

此処は日大~病院の風呂~

大変な入院生活だけど

精一杯味わい楽しむ事にした

これはこれで素晴らしい

人生体験のひとこまだと考えれば

すべてが天国だと思えてきた

たっぷり浸かりうっすらと

汗が出てきて湯船を出たら

風呂一面に垢がびっしり浮かび

見事な垢満開風呂・・・・・・・

身体を洗ってから入ったのに

こんなに垢が残ってる・・・

一ヶ月近く風呂をご無沙汰すると

こんなに垢が積もるのかと

初の体験にこれもびっくり・・・

蛇口をひねりお湯と水を足し

びっしり浮かんでる垢を外に流し

もう一度身体を丁寧に洗い

再び湯船に入りいい加減な

ところで・・出て確かめたら

またまた垢が一面に浮いていた

しつこい変態ストーカーには

参った~~~~~~~~!

身も心も垢だらけのケン棒だった・・

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