６月１４日（日）ザ・コミックス放浪記
今から３５年前マルコス政権末期の時代
戒厳令が敷かれていたが東南アジア１を
誇る最大の歓楽街マニラエルミタ地区は
２４時間眠ることのない活気あるところ
エルミタ地区は戒厳令など全く関係なく
むしろ他の地区よりも安全だった・・
様々な欧米人がうようようごめき
その中に混じって金満大国の日本人も
エルミタ中で円をばら撒き活躍中
今をときめく中国人や韓国人の観光客など
何処を見ても見当たらず黄色人種は
金満大国の日本人一色に染まっていた
マニラ、エルミタの歓楽街・・その
ど真ん中に長年住んでいたケン棒
プロモーションの仕事柄何処へ行くのも
便利な場所でラーメン屋、日本レストラン
中華レストラン、なにをするにも
困ることのない超スーパー立地の
コンドミニアムの６階に駐車場の関係で
急遽移り住んだケン棒・・・・・
いろいろとおっかさんのような
面倒見のいいリンダのペースに
引きずられワンベッドルームしかない
部屋に泊まるのを承諾せざるを得ないような
雰囲気になってしまい軽い気持ちで
ＯＫして、あまり違和感もなく
一緒のベッドに滑り込み理性なんかの
出てくる暇もなく素直に肉体を
重ねてしまった・・・目覚めた朝
なんとなしに照れくさかったけど
リンダおっかさんも乱れた髪を
手で整えながら恥ずかしげな表情で
ベッドに座ったままケン棒を見つめ
””コーヒー飲みますか？””
””じゃシャワーしてくるから～””
そう言って軽くシャワーして
リビングルームへ座るとすかさず
コーヒーが目の前に・・””サンキュー””
””どういたしまして・・・””
一応知ってる数少ない英語で
お礼を言ったのに・・・
軽く日本語で返されてしまった
２６歳のリンダだけどムードは
やはり３０歳を過ぎたおっかさんと
言う雰囲気を醸し出すのはやたら
相手に気を使うのとちょっと田舎っぽい
顔のせいなのだろう・・一緒に
話しをしてると心地よいリンダ・・
車に入れっぱなしのプレゼント
でっかい袋２個なので昼過ぎ家まで
一緒に行ってあげることにしたケン棒
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