6月26日(金)私生児のケン棒
子供が産まれる予定の11月を思う度
覚悟をしたとはいえ気になるケン棒
どうかDNAを引き継がないようにと
願うばかり・・全面的にリンダの
DNAだけにして欲しいと思った・・
そうすれば少しは気が楽になると
勝手な思いにふける自分も嫌で
近づく11月までの間、他愛もない
様々な現在、過去、未来が脳裏を去来
そううつを繰り返すうち、いよいよ
産み月が迫った10月に入り・・・
自分自身である決断をしてリンダと
真剣な話の場を持ち、腹の中に
でっかいかぼちゃを入れたように
堂々としたリンダと例のコーヒーショップ
で話し合いをすることにした・・
ケン棒の腹案としては毎月の生活費と
どこか安全な場所に家を購入する
大雑把にそんなことを考えていたのだけど
ケン棒が20歳のとき田舎の霊山村から
取り寄せた戸籍謄本を何気なく見た・・
長男と書いてあるものだと思ってた
欄にただ・・男としか書いてなく
変だな~と思って調べてみたら10歳
下の末っ子弟が長男となっていることが
わかった・・産まれたのが敗戦間じかの
旧満州ドサクサ紛れでいろいろ
あったのだろうと推測、その辺は
親父に聞きもしなかったけど・・
ど貧乏な中田家の長男として俺が
頑張っていかなきゃと思っていたのに
なにかいきなりはしごを外された
感覚になり内心ショックを受けたのを
思い出した・・謄本をもう一度
見直したら故母の名前も篠原シズと
なっており、初めて両親は籍が入って
いなかったと気づいたケン棒は
今となっては死語になった
私生児という立場・・寂しい気持ちと
肩の荷が下りほっとした気持ちが
複雑に重なり悲しくもあったあの時が
忘れられず・・来月産まれ来る子供が
このままではケン棒と同じ私生児に
なると思ったら急に子供が可哀想になり
やるせない気持ちが身体中に溢れて
人生は金だけじゃない・・・・・
そう思いリンダと一大決戦のつもりで
話し合いに挑んだケン棒の心は震えていた
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