６月３０日（火）＜ザ・コミックス放浪記＞

””ケンさんの好きなようにして下さい

　わたしはそれで問題ありません・・””

にっこり微笑んで言われたケン棒

なぜかわからないけど””参っちゃったなあ””

心の中でつぶやいてしまった・・

あまりにあっさりこちらの意見を

聞き入れ承諾してくれたので

肩透かしを食らったみたいな

衝撃をうけ、リンダに一本取られた

気持ちになった・・・

子供を産む決意の固かったリンダの

気持ちは変えられず妥協した形に

なり決着はしたものの子供の戸籍に

半年もの間悩んだ末の結論で

一番の決め手になったのは、やはり

ケン棒自身が２０歳を過ぎてから

戸籍謄本を見て当時は長男と

書かれてるはずの欄に男となっていて

ある人に聞いたら、婚外子であり

俗に言う私生児だと教えてくれた

てっきり長男とばかり信じてた

自分にショックをうけた経験上

生まれてくる子供に嫌な思いを

させるのが辛かったケン棒・・・

ここは自分のこだわりをひとつ

捨てれば、変な言い方だけれど

親の因果が子に報い、なんて呪縛から

も逃れられるような気持ちになり

形式上は結婚ということになった

これで一人の子供と自分自身も

救われると思った時心の奥底に

すう～っと救われる風を感じて

小さな感動を覚えるケン棒だった・・

それから急いで手続きを進め

コンドミニアムの一室にリンダの

父母、マラボンシティーホール

関係者、神父さんを出前してもらい

とどこおりなく正式に結婚の

形を終えて、出前代を支払い

総勢８名がそろった結婚式を終え

近くの中国料理店で食事会となった

笑いが飛び交う楽しい食事会

リンダの両親は飛び切り嬉しそうな

顔をしてテーブルに並ぶ料理を

つつきながら、金満大国と言われてる

日本の男をどんな形であれ旦那に

射止めた娘リンダを見つめる父、母は

大きな保険を得たように・・・・・

安心しきった笑顔で喜びを表していた

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６月３０日（火）庶民の皆さん貧乏一揆で頑張ろう

連日のコロナコロナでうんざりだけど

コロナにめげず祭りを強行した

セブ市の一バランガイ写真を見せて

もらったけどガッチリメイクも

衣装も密密状態のダンスまで

本格的に披露され眺める人々も

もちろん密密～感染者はセブ市で

２番目に多い部落だって言うから

理解に苦しむ・・・ドテちゃんが

石頭ヤローと怒るの無理もない

＜やけのやんぱち日焼けのなすび

　白く咲いたはユリの花

　四角四面は豆腐屋の娘

　色は白いが水臭い四谷赤坂麹町

　ちゃらちゃら流れる御茶ノ水

　粋な姉ちゃん立ちしょんべん

　見上げたもんだよ屋根やのふんどし

　便所で見る月うんの月

　便所の火事だヤケクソだ～～＞

寅さんが出てきそうな祭り風景・・

 ところで今月中旬あたりだったろうか・・

治安当局の権限拡大等を定めた

””反テロ法””残りの任期２年に迫った

ドテちゃん反政府勢力の摘発を強化

求心力を維持したい考えだろう

政権に批判的な人々が

抑圧されかねないと批判も出ている

ドテちゃんの言い分としては・・

充分かつ効果的にテロ行為を

封じ込めるため迅速に法制化

する必要があると言い・・・

下院議会の議長に書簡を送り

反テロ法案の早急な承認を求めた

結果・・ロックダウン中にも関わらず

フィリピン大学の校舎へ警備を

蹴散らし大勢の学生たちが集結

反テロ法案の法制化に反対し

デモンストレーション・・・

しかし恐れをなしたのかドテちゃん

なんのお咎めも無し・・下院議長の

承認があれば、ドテちゃんのサイン

一発で反テロ法案は成立・・・

その後なんの音沙汰もないので

下院議長は承認していないはず

フィリピン大学の学生が立ち上がれば

全国の大学に影響があり一般庶民も

右へ習いとなる恐れが充分にある

フィリピン最強の武器フェースブック

で、瞬く間に全国へ流れれば

ドテちゃんと言えどたちまち

政権の座が怪しくなる、下手は

打てず、学生たちの一揆は恐ろしい

日本でも大昔度々起こった・・

一向一揆や百姓一揆が・・・・・

フィリピンで学生や知識人の

抗議、集会、デモンストレーション

はよく聞くけれど百姓一揆や

貧乏一揆・・聞いたことがない

長い間の植民地政策や格差社会に

飼い慣らされてしまったのか・・

政治や政策に精神が去勢された

ように感じてしまう・・

選挙の時の５００ぺちょに

誤魔化されるのはあまりにも

寂しい、頑張ろう貧乏一揆で・・

今日はやけにきれいな夕焼けだった

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６月２９日（月）リンダの答えは男泣かせ

結婚なんかする気持ちなど

さらさらなく自分の人生を

自由気ままに生きていくと

心に決めてたし自分のわがままで

相手を不幸にするのはわかっていた

はじめのうちは互いに気を使い

良い距離感の生活をするけれど

日一日と月日が経ってくると

互いに相手を束縛しあったり

エゴも出し傷付け合う仲に

なってくる、たまにケン棒の

わがままに合わせてくれる女性も

いたけれど・・その場合一方的に

相手の女性に我慢させて傷つける事に

なる、そういう関係はケン棒自身も

傷つき辛くなった過去が幾度かあって

そのたびに結婚生活は向いてないと

いつも後悔ばかりしていた・・

悲惨だったガキッチョ時代の家庭環境も

影響してたのかも知れない・・・

金を稼ぐ事だけが自分の使命だと

かたくなに信じていたケン棒・・

相手の女性を思いやる気持ちは

あったのだけど古くさい性分なのか

優しい言葉や優しい行動が照れくさく

自分から素直に表現したり実行するのが

苦手で相手を悲しませ、俺って損な

性分だなと後悔するけれど・・

また同じことを繰り返すだめな性

これをカルマと言うのだろうかと

悩む青二才のケン棒だった・・・

だからリンダとの話し合いは

心が震えるほど真剣・慎重・・

フィリピンは日本のように

戸籍制度がなく、フィリピン人

同士の結婚はカトリック制度で

離婚を認められていなかった

また貧乏な庶民は正式な結婚は

多少の金も必要なので同棲のまま

子供を産むケースが多かったので

父無し子だとか私生児の問題は

あまりないけれど、日本人の場合は

そんなわけにもいかない、

産まれる子供を考えると不憫でならず

一大決心で話し合ったケン棒

””前にも話したとおり結婚は好きじゃ

ないけれど父親のいない子供は

可哀想過ぎる子供のために結婚して

籍を入れるけど今までの独身時代と

同じような生活をする、それで

構わないと言うなら籍を入れて

結婚の形にするけれど・・・

リンダの考えを聞かせて欲しい””

思い切って話したケン棒に・・

にっこり笑みを浮かべたリンダ

””わたしは大丈夫です・・どちらでも

ケンさんの好きな方で決めてください””

答えをこちら側へ振られて

一瞬戸惑いながらもはっきり言った

””じゃあ俺の言った事でいいの？””

””ハイ～いいですお任せします””

内心・・参っちゃったなあと

思ったケン棒・・・・・・・・・・

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６月２９日（月）天国と地獄が交差するセブー

コロナコロナで３ヶ月以上の隔離生活

個人的には１～２ヶ月もあれば

自由の身になれると高をくくっていた

３ヶ月目に入ろうとした時エエエッ？

マジで？冗談じゃないの？

イライラとあきらめの気持ちが

半々になり・・３ヶ月目に入って

よもやと思ってたリロアンにも

陽性者、死者まで出始め他人事ではなく

ようやく自分事だと身にしみてきた

チロリン村から外へ出なければ

一応、安全圏内ではあるけれど・・

これが１年も２年も続いたなら

コロナに関係ない病気にかかって

お陀仏になる恐れも出てくる

３月の半ば過ぎからチロリン村の

入り口はこんな風に営業妨害され

閉ざされたまま外からのインカムは無し

スタッフの給料、諸経費、税金、

娘の学費、寮費、問答無用の請求書

ドテちゃんはセブ人の石頭やろうと

ののしるけれど、味噌も糞も

一緒にされちゃまともに生きてる

他のセブ人が可哀想・・規則に

従わない奴も奴だけど規則を作り

規則を取り締まる奴も平気で破る

泥棒が泥棒に説教するようなもの

猫に小判～ノレンに腕押し

見上げたもんだよ屋根やのふんどし

わけのわからぬ社会構造人間構造

バカやって楽しむぶんには楽園だけど

いざこの度のコロナのように

深刻な問題が起きた時は地獄に早がわり

自分を磨くにはいい国かも知れない

何事もバカとハサミは使いよう・・

などと古の人も言っている・・・・・

２～３日前・・理不尽な日本人の

訃報も伝わってきた悲しい出来事

ブログＮＡＯＫＩの居酒屋日記に

詳しく書かれています・・

救急車でたらい回しの挙句どこの

病院も受け付けてくれず、そのまま

亡くなったそうです、南無阿弥陀仏

先日セブ救急受付病院の場所と

電話番号が行政府から発表があった

しかし、現実は医療崩壊してるので

どこも受け付けてくれません・・・

住所と電話番号がわかっても

受付無しですから救急車で病院へ

駆けつける二度手間が省けるとの

狙いかと勘ぐってしまうわだすです。

相変わらず勢いが衰えないコロナ・・

ドテちゃんに怒られてもビクともしないセブ

いよいよ独走状態に入ったインドネシア

お隣コンソラシオン１００間近・・

リロアンにこれ以上出入り禁止コロナクルナ

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６月２８日（日）結婚という形を決意ケン棒

子供が生まれる１ヶ月前まで

悩みまくっていたケン棒・・

過去に１度の結婚生活で

家庭的じゃない自分をわかったので

２度と結婚やまして子供を持つなど

心の片隅にもなかった・・・

自由に生きて自由に死にたい

死に出の旅へ出るときの資金さえ

持っていれば他人へ迷惑かけずに済む

独りよがりの考えを持っていていた

最初の結婚で女房と一人娘の麻礼

との別離、こんな悲しい別れは

自分も相手にも辛い思いをさせる

自由に生きて野垂れ死には

自分のカルマ、自分が選んだ

道なのだから自分の責任と

自分に言い聞かせ覚悟をしていた

元女房と一緒に故郷の上越へ

行った娘が大きくなり結婚し

子供ができたその後、手紙を

数回孫の写真も添えて以前のように

遊びに上越へ来てくださいとの

便りもあったけど１度も返信を

することはなく、自分は近ずかない

方が娘や別れた女房にとって

幸せな道と思ったケン棒一人娘の

結婚相手は長男ではなかったので

婿のような形で元妻と娘が住む家に

入ってくれることを望んでいた

元妻と娘・・平和な家庭に

変態男が出入りするのは百害あって

一利なし、そんな気持ちで気には

なりながらも、男が一度決めた事

連絡をすることはなかった・・

数十年前娘からもらった手紙と写真

仏様と一緒に仏壇の中で時空を越えて

元気でいる、ケン棒の故親父や

姉・死んだ友人の写真とともに

見守り見守ってくれてると思って

朝、夕の祈りを欠かしたことはない

そういうわけで自分のＤＮＡを

この世に一切残したくなかった・・

にもかかわらず人生って自分の

思い通りに行かないもの、ちょっとした

油断で強烈なケン棒のＤＮＡ砲

無慈悲にも一発命中、後悔先に立たず

リンダと向き合い一世一代の決心で

話し合った、””生まれてくる子供のため

自分と同じ私生児にさせたくなかった

結婚という形を取るけど俺たちは

互いに独身時代と同じように自由に

したい・・俺を束縛するようなら

結婚はできない、リンダ次第なんだけど

考えを聞かせてくれないか・・・？””

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６月２８日（日）引きこもり人間にぴったりコロナ旋風

本日も雲が上空をうろうろして～

ちょっぴり蒸し暑いチロリン村

あの雲の中にコロナウイルスが

紛れ込んでるような錯覚に

とらわれる我が老いぼれた脳みそ

平和だったリロアンにも

このところ招かれざるコロナ客が

じりじりと押し寄せ緊張感を

強いられてくるリロアン住民

スタッフのイキはセブ市の規制

緩和で地方にコロナが流れこんだと

不服そうに言っていたが・・

ダナオがセブ・マンダウェーまで

ぎりぎり仕事への通勤圏内・・

セブ市の規制緩和でコンソラシオン

リロアン・コンポステーラー

ダナオの労働者がセブ市・・

マンダウエー方面へ生活をかけて

仕事に出かけ、お土産にコロナを

背負ってきた一面もありそうだ

それと元々少数の陽性者がいたけど

無検査のため表面に出なかった

可能性もある・・原因はどうあれ

陽性者が増えだしたのは事実であり

我々は身を正してこれ以上拡散

しないように勤めなければならない

と思っているが、わだすは

チロリン村内で生活をしているので

これ以上身を正せと言われても

困るけど、せめて病気にならない

健康な身体を保つ事ぐらいしか

貢献はできずワクチンの研究開発

まではおそらく無理だと思われる

一応、元理研の小保方晴子さんに

相談をして見るけれども・・

多分ダミみたい、巷の噂では

洋菓子店で働き時々雀荘へも出入り

ＳＴＡＰ細胞の事なんかケロリと忘れ

男と同棲ごっこもしてるらしい・・

理化学研究所の研究者だった小保方さん

洋菓子店へ勤務とはわだすが１５歳の

時、集団就職で勤めた仕事と同じ

ことをしている、て言うことは

わだすも理研の研究者になれるって事？

ようし今度理研に願書を出してみよっと

気狂いと天才は紙一重って言うから

もしかしたら気狂いの部で

採用されるかも知れない、そうなったら

コロナ地獄のセブを脱出して

エリート層への仲間入り・・・

国から研究費をごっそり騙してめっか

がはははははは～～～～～～～～～

エリートと言えば我がリロアンの

親に似ず美人で有名なMAYORは

セブ州知事の娘で旦那もリロアンで

有名な１００年以上続いてる

老舗ティータイスの御曹司

おとっつあんは国政に携わり

旦那が最初２期市長を勤め・・

２期までがタイムリミットなので

代わってかあちゃんが市長・・

旦那は副市長にまわると言う

えげつないほどのフィリピン流

それでも評判はまずまずと

言ったところ庶民は１００ぺちょでも

多くくれるリーダーが大好きだから

本日も順調に増え続ける陽性人

本日も変わらぬ浮気なコロナ何をか言わんや

セブアノと舌打ちしてるドテちゃん目に浮かぶ

ダントツトップだったシンガポール、いつの間にか

追い越されトップの座はインドネシアが君臨・・

２位の座に迫りつつあるフィリピンやめでけれ～

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６月２７日（土）＜ザ・コミックス放浪記＞８０歳の感慨

２０歳のとき始めて知った長男ではなく

私生児だったこと、がっかりというか

ショックだった・・さらにショックは

もうひとつ重なった、丁寧に見てみた

戸籍謄本・・生年月日が昭和２１年

なのに昭和２０年と記されている・・

これにはさすが納得いかず

霊山村役場まで国道４号線を往復

運転して窓口へ行き、””おらー

昭和２０年生まれじゃねえ２１年だ～””

と抗議したら””役所への届出が２０年に

なっているので間違いはありません””

村役場のおばさんに言われたけれど

納得がいかないケン棒・食い下がった

””おらー小学校１年生のときから

２１年の早生まれで２０年生まれの

やつらと中学卒業するまでずっと

一緒に勉強してきた、出来不出来は

別にして、もし２０年生まれが本当なら

１９年生まれのやつらと同級生で

なければおがすんでねべが・・？

長いこと２１年生まれで始業式も

卒業式も小学校、中学校で体験済み

今更１８歳から１９歳を飛ばして

一気に２０歳、学校の飛び級なら

嬉しいげんちょも生年月日の

飛び級なんてがっかりもいいとご

人間は１年にひとつずつ平等に

歳を取っていくのがあたりまえじゃ

ないの？なんで俺だけ１年に二つ

歳とらなきゃなんねえんだ？

猛烈に抗議したケン棒だったが

係りのおばさんは、気持ちは

わかるけど、これを直すには

裁判が必要なんですよ・・・

と冷静に諭され、じゃあもう一度

出直しますと言ってその後父ちゃんと

話し合ったら・・裁判なんて

面倒くせえがら都合のいい時

悪いときで２０年と２１年を

使い分ければ便利でええんでねべが？

そんなわけわからない大岡裁きで

７５年間の歳月が流れてしまった

ケン棒の憶測だけど終戦間近の

２月に産まれ戦後慌てて満州から

引き上げケン棒を秋田の母親に預けて

３歳上の姉を連れて東京方面に

出稼ぎ知り合った女と一緒になり

紆余曲折の凄まじい人生、怪我の

後遺症で足がびっこになり弟がいた

霊山村にたどり着きようやく

出生届けをしたのだろう・・・

届出の欄には生後３年も経っていた

その辺のことは一度も親父は

話したこともなくケン棒も聞く事は

なかった、きっと悲惨な生活で

話すような思い出もなかったと思う

ケン棒７歳で小学校へ行かなければ

ならなくなり、霊山村の父の元へ

引き取られたのが始めて見る

親父の姿・継母の姿二人の妹・・

その日から悲惨な少年時代が

始まったのだけど、そんなわけで

本当の生年月日は昭和２０年が

正解のようだ・・戦後２１年に

産まれてその後引き上げは

不自然な気がする・・こんな事も

すべては戦争が原因だと諦めては

いるけれど、８０歳になったとき

７９歳との年寄り感はさぞ

違うのだろうと感慨もひとしきり

がはははははは～～～～～～～！

話が違う方向へいっちゃったので

リンダとの大事な話は明日

詳しく書くことにいたします。

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